高校受験を有利にするためには英検・漢検・数検の検定資格を取る必要があります。
この記事では高校受験において英検・漢検・数検を「いつまでに取れば内申に間に合うか」についてまとめました。
【高校受験】英検・漢検・数検はいつまでに取ればいい?
一般的には中3の11月頃までに取る
高校受験のための検定資格(英検・漢検・数検)は、中学3年生の11月頃までに取る必要があります。
一般的には、学校や塾でも「遅くても中学3年生の11月までには取りましょう」と言われることが多いです。
中学3年生の12月頃に受験に必要な内申書(調査書)が作成されますが、この内申書に「英検準2級」などの検定資格を記載するためです。
入試制度やスケジュールは各都道府県・各学校によって異なるため、正確な期日をご確認ください。
内申書に記載してもらうためには11月中までに検定試験を受けただけではダメです。
検定の合格発表があって、合格通知や合格証明書など合格していることを確認できるものがなければいけません。
正確な締切日を確認して、余裕をもって受けましょう!
神奈川県の高校受験の場合
【神奈川県の一般的な高校受験の場合】
12月中旬に中学校と私立高校との間で行われる入試相談で提出する調査書に記載するため、11月中に検定の合格証書が手元に届いている必要があります。
息子の中学の場合は11月末から12月初めに学校での進路相談があり、その際に各検定の合格証書を持ってくるように言われました。
【高校受験】英検はいつまでに取れば受験に間に合う?
英検は2種類の受験方法があります。
従来からある一般の英語検定(紙のテスト)と、英検S-CBT(パソコンで受験)です。
スケジュールなど確認して、お子さんにあった方法で受験しましょう!
一般の英語検定(紙のテスト)
一般の英検(試験会場に行って紙のテストで受ける従来型の試験)は、年に3回(6〜7月・10〜11月・1〜3月)あります。
中学3年生の場合、一般の英検で調査書(内申書)の記載に間に合うのは、第2回の10月〜11月の検定までです。
ギリギリの日程だと不合格だった場合に間に合わなくなってしまうので、なるべく前倒しで目標の級に合格しておきましょう。
また試験の申し込み締め切りは試験日の1ヶ月くらい前なので、余裕をもって早めに申し込みましょう。
地域・学校・受験方式(推薦など)によって入試スケジュールは異なります。正確な期日をご確認ください。
英検S-CBT(パソコンでの受験)
紙での検定にくらべて、英検S-CBTでの検定は毎週実施されていて好きな日程が選べる上に、試験を受けるのが1日ですみます。
【英検S-CBTの概要】
会場 | ・各都道府県にテスト会場がある 【参考:東京の場合】秋葉原・錦糸町・新宿(2ヶ所)・市ヶ谷・高田馬場・池袋・府中・立川・町田の10ヶ所にある。 |
申し込み | ・WEBで申し込みたい受験級・会場・日時を選んで申し込む。 ・申込期間は試験日によって異なる。だいたい試験日の2ヶ月前くらいから申込開始し、1ヶ月+数日前に申込締切となっている。 |
検定日 | ・原則、毎週土日に開催されており、一部エリアでは平日にも実施している。 ・1日で試験(一次・二次とも)が完結する |
検定結果 | ・試験日によってWeb公開日時と成績表必着日が決まっている。 ・だいたいWeb公開が試験日の1ヶ月+数日後で、成績必着日が試験日の1ヶ月半後程度。 |
一般の英検(会場で紙のテストで受験)は年3回しかないため、予定が合わず受けられない場合もありますよね。
英検S-CBTなら毎週実施されており試験も1日ですむため、忙しい中学生にはおすすめです。
中3の10月に一般の英検で受験する予定だけど合格するかどうか心配という場合も、あらかじめ英検S-CBTでの受験も申し込んでおけば受験のチャンスが2回あることになります。
ただし、11月になってあわてて受験しようとすると会場の定員が満員で申し込みできない場合があります。
まだ余裕があると思わずに、スケジュールを確認して早めに受験しましょう。
【中学3年生で英検S-CBT受験をする場合の注意点】
申込締切日や試験結果発表日などの日程を公式サイトで確認し、内申記載などに間に合うよう注意してください。
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【高校受験】漢検はいつまでに取れば受験に間に合う?
漢検も2種類の受験方法があります。
従来からある一般の漢字検定(紙のテスト)と、漢検S-CBT(パソコンで受験)です。
スケジュールなど確認して、お子さんにあった方法で受験しましょう!
一般の漢字検定(紙のテスト)
一般の漢字検定(試験会場に行って紙のテストで受ける試験)は、年に3回(2月・6月・10月)あります。
【参考:2024年度の漢字検定日程】
※塾など団体受験の場合は日程が異なります。
申込期間 | 検定日 | 検定結果お届け | |
第1回 | 4月19日 〜 5月10日 | 6月16日 | 7月末 〜 8月上旬 |
第2回 | 8月16日 〜 9月14日 | 10月20日 | 12月上旬 |
第3回 | 12月10日 〜 1月11日 | 2月16日 | 3月下旬 〜 4月上旬 |
2024年度の日程で中学3年生の場合、紙で受ける漢字検定で調査書(内申書)の記載に間に合うのは、一般的には第2回の10月の検定までです。
ギリギリの日程だと不合格だった場合に間に合わなくなってしまうので、なるべく前倒しで目標の級に合格しておきましょう。
地域・学校・受験方式(推薦など)によって入試スケジュールは異なります。正確な期日をご確認ください。
漢検CBT(パソコンでの受験)
紙での検定にくらべて、漢検CBTでの検定は好きな日程が選べる上に、申込みから合格発表までの期間も短いのでとても便利です。
【漢検CBTの概要】
会場 | 47都道府県に150以上のテスト会場がある |
申し込み | 検定日の4日前までにWEBで申し込み(空席があれば申し込める) |
検定日 | 年末年始などを除き、ほぼ毎週(地域によっては毎日)開催されている |
検定結果 | ・検定日の8日後の午前10時にWEBで合否が確認できる ・検定結果や合格証書は検定後10日前後に普通郵便で発送される |
中3の10月に漢検を受けたけど合格したかどうか心配という場合は、漢検CBTも申し込んで再度検定を受けることもできます。
知り合いで、中3の10月に受けた漢検が不合格だとわかった直後に漢検CBTを申し込んで受験し、合格して内申点に1点加点してもらうことができたという人もいました。
地域・学校・受験方式(推薦など)によって入試スケジュールは異なります。正確な期日をご確認ください。
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【高校受験】数検はいつまでに取れば受験に間に合う?
数学検定を個人受験する場合は、年に3回(4月・7月・10月)あります。
個人受験以外に塾や学校などでの団体受験、提携会場での受検があり、個人受験より試験日も多いです。
中学3年生の場合、一般的には試験日が10月で合格発表が11月であれば間に合うと考えられます。
地域・学校・受験方式(推薦など)によって入試スケジュールは異なります。正確な期日をご確認ください。
高校受験に英検・漢検・数検を間に合わせるための注意点
高校受験に間に合うように英検・漢検・数検を取る場合の注意点です。
●ギリギリでなく前倒しで取る
●申込締切日と合格発表日に注意する
●締切日は地域・学校・受験方式などにより異なる
ギリギリでなく前倒しで取る
中学3年生になると勉強が忙しくなり、また部活動の大会や模試、高校説明会などで休日も予定が多いです。
また一度の検定試験で合格するとも限りません。
中学3年生の秋ギリギリではなく、中学1年生〜2年生の間になるべく前倒しで取りましょう。
中学3年生の夏休み終わりまでに合格しておくと安心です。
申込締切日と合格発表日に注意する
検定試験によっては申込締切日がかなり早い場合があります。
各公式サイトなどで申込締切日を確認して、遅れないように申し込みましょう。
また、検定資格を内申書に記載してもらう場合など、その時点で合格証書が必要なことがあります。
試験日が11月でも合格発表が12月では間に合わないことがあります。
検定資格の合格発表日を確認して、学校などに提出する締切日に間に合うように注意してください。
締切日は地域・学校・受験方式などにより異なる
この記事はおもに神奈川県の高校受験を想定して書いています。
入試のスケジュールは、各都道府県・学校・受験方式(推薦など)によって異なります。
正確な締切日などは必ずご自身で確認してください。