読書が苦手な子どもでも最後まで読める!超入門本10選

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読書が苦手な子どもでも最後まで読める!超入門本10選

「うちの子、本を全然読んでくれない…」

そう悩む親御さんは少なくありません。でも大丈夫。 読書が苦手な小学生でも、最後まで楽しく読み切れる本はちゃんとあります!

この記事では、読書が苦手なお子さんでも抵抗感なく読めて、最後まで楽しく読み切れる「超入門本」10冊をご紹介します。

目次

なぜ「読書が苦手」になるのか?

なぜ「読書が苦手」になるのか?まず、なぜ子どもが本を嫌いになるのか考えてみましょう。

  • 字が多すぎる → 視覚的に疲れる
  • ストーリーがつかめない → どこに向かっているかわからない
  • 途中であきる → テンポが遅い、おもしろくない
  • 失敗体験の積み重ね → 「また読めなかった…」と自信を失う

だからこそ、読書の成功体験を積むことが最重要になります。

「最後まで読めた!」という達成感が、次の1冊への意欲につながるのです。

そのために必要なのは、「ハードルが低く、おもしろさがすぐわかる本」です。

読書が苦手なお子さんでも、最後まで楽しく読み切れる本はちゃんとあります。

「イラストたっぷり」「ストーリーが面白い」「ページ数がほどよい」という3つの条件を満たした「超入門本」を紹介します!どれも「読書嫌い克服」の第一歩にぴったりです。

読書が苦手な子どもでも最後まで読める!超入門本10選

1. 『おしりたんてい ププッ とかいけつ! おしりたんてい』(トロル)

  • どんな本?
    おしりの形の名探偵が「ププッ」と事件を解決! ユーモア満点の推理コメディ。
  • 読みやすさの秘密
    • セリフ中心で文章が少ない
    • イラストが大きく、表情でストーリーがわかる
    • 1話完結で区切りが明確
  • ページ数: 約80ページ
  • 対象: 小1〜小3
  • 楽しいポイント: ユニークな主人公と、ページごとに仕掛けられた謎解きや迷路が魅力。文章だけでなく絵探しも楽しめ、読書が遊び感覚になります。

2. 『かいけつゾロリ なぞのおたからじま』(原ゆたか)

  • どんな本?
    いたずら大好きキツネ・ゾロリが宝を探す大冒険!
  • 読みやすさの秘密
    • マンガ風のコマ割りで目が疲れない
    • ギャグとアクションが連続
    • ゾロリの「やられたらやり返す!」精神が共感を呼ぶ
  • ページ数: 約90ページ
  • 対象: 小2〜小4
  • 楽しいポイント: ギャグ満載で男の子に大人気。文字が大きく、ふりがなも豊富。読者参加型の遊びもあり、エンターテイメント性が非常に高いです。

3. 『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』(藤子・F・不二雄)

  • どんな本?
    映画でおなじみのストーリーをマンガで! 小さな宇宙人と友情を結ぶ冒険。
  • 読みやすさの秘密
    • 誰もが知ってるキャラで入りやすい
    • ひみつ道具のワクワクが止まらない
    • マンガ形式で「読む」より「見る」感覚
  • ページ数: 約180ページ(1話完結)
  • 対象: 小1〜小6
  • 親子で楽しむポイント: 「この道具、実際にあったらどうする?」と想像を膨らませて。

4. 『おばけずかん ぼくのおばけ』(宮本えつよし)

  • どんな本?
    子どもが拾った「おばけの種」から始まる、ちょっと怖いけど笑える話。
  • 読みやすさの秘密
    • 1話が10ページ前後でサクッと終わる
    • おばけのデザインが可愛くて怖くない
    • 文章よりイラストで状況がわかる
  • ページ数: 約100ページ
  • 対象: 小1〜小3
  • 親子で楽しむポイント: 「このおばけ、どんな声でしゃべる?」と声色をつけて読む。

5. 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(廣嶋玲子)

  • どんな本?
    謎の駄菓子屋「銭天堂」で売られる、不思議なお菓子のお話。
  • 読みやすさの秘密
    • 1話完結(約20ページ)で集中が続く
    • 「願いが叶うけど副作用あり」のドキドキ感
    • 挿絵が美しく、イメージが湧きやすい
  • ページ数: 約120ページ
  • 対象: 小学校中学年〜高学年
  • 楽しいポイント: 1話完結の連作短編で、どの話から読んでもOK。少し怖いけれど、夢のある不思議な設定で「次はどんな駄菓子?」と興味が尽きません。

6. 『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット)

  • どんな本?
    9歳のエルマーが、ドラゴンを助けるために島へ冒険に出る物語。
  • 読みやすさの秘密
    • 文章は平易でリズムが良い
    • カラフルな挿絵で情景が浮かぶ
    • 「どうやって動物を説得する?」の工夫が面白い
  • ページ数: 約90ページ
  • 対象: 小2〜小4
  • 親子で楽しむポイント: 「エルマーだったら、次はどうする?」と戦略会議を。

7. 『コロボックル物語 だれも知らない小さな国』(佐藤さとる)

  • どんな本?
    手のひらサイズの小人「コロボックル」と少年の交流。
  • 読みやすさの秘密
    • ほのぼのしたファンタジーで心が温まる
    • 文章は短めで情景描写が優しい
    • 小人の暮らしがリアルで想像がふくらむ
  • ページ数: 約110ページ
  • 対象: 小3〜小5
  • 親子で楽しむポイント: 「コロボックルが家にいたら、何をお願いする?」と妄想トーク。

8. 『まじょ子 まじょ子と魔法のほうき』(藤真利子)

  • どんな本?
    魔法学校に通うまじょ子のドタバタ日常コメディ。
  • 読みやすさの秘密
    • 会話が多く、セリフでストーリーが進む
    • 魔法の失敗ネタで笑いが止まらない
    • 挿絵がポップで可愛い
  • ページ数: 約100ページ
  • 対象: 小2〜小4
  • 親子で楽しむポイント: まじょ子の失敗シーンで「次はどうなる?」と予想。

9. 『ポプラ社 科学漫画サバイバルシリーズ 人体』(ゴムドリco.)

  • どんな本?
    体内に迷い込んだ子どもたちが、ウイルスと戦いながら脱出!
  • 読みやすさの秘密
    • マンガ形式で「勉強してる感」がない
    • 冒険+科学知識の欲張りセット
    • リアルな体内描写で「へぇ〜!」が連発
  • ページ数: 約160ページ
  • 対象: 小3〜小6
  • 親子で楽しむポイント: 「白血球ってカッコいいね!」と科学トークに発展。

10. 『ねこはるすばん』(町田尚子)

  • どんな本?
    留守番を頼まれた猫が、家で大騒動を起こす絵本風ストーリー。
  • 読みやすさの秘密
    • 絵本から小説へ橋渡しに最適
    • 文章は短く、リズムが心地よい
    • 猫の表情が雄弁で笑える
  • ページ数: 約60ページ
  • 対象: 小1〜小2
  • 親子で楽しむポイント: 猫のいたずらシーンで「うちの猫もやる!」と共感。

読書が苦手な子への「魔法の声かけ」5選

  1. 「1日10ページでいいよ」
    → ハードルを下げて「できた!」を積み重ねる。
  2. 「ここまで読めたね!すごい!」
    → 途中でやめても褒める。完璧主義を防ぐ。
  3. 「このキャラ、君に似てるね」
    → 感情移入を促し、物語に引き込む。
  4. 「次はどうなると思う?」
    → 予想させることで集中力アップ。
  5. 「読まなくても、絵だけ見てもOK」
    → イラストから入って、自然と文字に興味を持つ。

親子で楽しむ「読書タイム」の作り方

  • 場所: ソファやこたつなど、リラックスできる場所
  • 時間: 夕食後15分、寝る前10分など短時間
  • ルール:
    • 交互に読む(親1ページ、子1ページ)
    • わからない漢字は飛ばしてOK
    • 笑えるシーンでは声に出して笑う
  • ご褒美: 「10ページ読めたらアイス1個!」など小さな報酬

まとめ:読書は「楽しい!」が一番

読書が苦手な子に必要なのは、「読まなきゃ」というプレッシャーではなく、「読みたい!」というワクワクです。
この10冊は、イラスト豊富・ストーリー面白・ページ数控えめの三拍子揃った「超入門本」。
まずは気になった1冊から。
「最後まで読めた!」という小さな成功が、きっと大きな自信につながります。お子さんと一緒に、読書の扉を開いてみませんか?
「本って、意外と面白いかも……」——そんな一言が聞ける日を、心から楽しみにしています!

読書が苦手な子どもでも最後まで読める!超入門本10選

💡選定のポイント:「苦手」を「楽しい」に変える3つの視点

読書嫌いを克服するためには、以下の3つを満たす本を試すのがおすすめです。

【読書嫌いにおすすめの本選び】

薄くて短い: 早く読み終わることで「一冊読み切った!」という達成感を得やすい。


ユーモアとテンポ: ギャグや面白い設定、次が気になる展開で飽きさせない。


視覚的な魅力: イラストや写真が多く、活字を追う苦痛を和らげる。

🏅 超入門!読書が苦手な小学生に贈る10冊

【1. 謎解きとユーモアでぐいぐい引き込むシリーズ】

書名おすすめ理由
おしりたんていシリーズ ★低学年〜中学年。ユニークな主人公と、ページごとに仕掛けられた謎解きや迷路が魅力。文章だけでなく絵探しも楽しめ、読書が遊び感覚になります。
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 ★中学年〜高学年1話完結の連作短編で、どの話から読んでもOK。少し怖いけれど、夢のある不思議な設定で「次はどんな駄菓子?」と興味が尽きません。
かいけつゾロリシリーズ ★全学年ギャグ満載で男の子に大人気。文字が大きく、ふりがなも豊富。読者参加型の遊びもあり、エンターテイメント性が非常に高いです。

【2. 知識欲と視覚で惹きつける!雑学・図鑑系】

書名おすすめ理由
ざんねんないきもの事典 ★全学年図鑑形式で、どこから読んでもOK。短い文章とインパクトのあるイラストで、生き物の「ざんねん」な生態を面白おかしく紹介し、知識欲を満たします。
わけあって絶滅しました。★中学年〜高学年。動物たちが「なぜ絶滅したか」をユーモラスな遺書で解説。短い文章とコミカルなイラストで、読むことが苦手でもスラスラ頭に入ってきます。
日本の歴史人物 伝記シリーズ (各出版社)★全学年。興味のある人物を選べ、写真やイラストが豊富で流れが追いやすい。漫画版から入るのも効果的です。物語を通じて歴史に親しめます。

【3. 低学年でも読みやすい!絵本と物語の中間】

書名おすすめ理由
ノラネコぐんだんシリーズ★低学年。絵本に近い構成で、繰り返しの面白さと失敗のオチが楽しい。読むのが苦手な子も、このリズムに引き込まれます。
大どろぼうホッツェンプロッツ★低学年〜中学年。シンプルな展開とコミカルな悪役が登場する物語。ハラハラドキドキの展開で、初めての少し長めの物語として最適です。

【4. 興味から入る!キャラクター&ドラマチックな物語】

書名おすすめ理由
ポケットモンスター関連書籍 (ストーリーブック、図鑑など)★全学年好きなゲームやキャラクターの知識を得るためなら、活字を読む苦痛が半減します。興味の対象から入るのが、読書好きへの一番の近道です。
魔女の宅急便★中学年〜高学年。アニメ映画で世界観が頭に入っているため、原作に入りやすい。心温まる主人公の成長物語で、読書から得る感動を体験しやすい一冊です。

親御さんへ:読書習慣を定着させるための3つのアドバイス

本を選び、お子さんに渡したら、ぜひ次の3つのサポートで「読む楽しさ」を後押ししてあげてください。

1. 「斜め読み、飛ばし読み」を許可する

完璧に一語一句読む必要はありません。「面白くない部分は飛ばしていいよ」「結末だけ先に読んでもいいよ」と伝えることで、本に対する心理的なプレッシャーを取り除きましょう。まずは最後まで物語を追うことを成功体験とします。

2. オーディオブックも活用する

文字を読むのが本当に苦手な場合は、**オーディオブック(聞く読書)**から入るのも非常に有効です。耳で聞くことで物語の世界観や言葉のリズムに慣れ、抵抗感が薄れてから、同じ本の活字版に挑戦してみましょう。

3. 感想の強制はしない

読み終わった後、「どんな話だった?」「感想文を書きなさい」とすぐに問いただすのは厳禁です。代わりに、「ゾロリの変装、面白かったね!」「あの駄菓子、もしあったら食べてみたい?」のように、共感や軽い問いかけで、読書後の楽しいコミュニケーションを優先させましょう。

読書は、子どもたちの人生を豊かにする最高のツールです。焦らず、お子さんの興味を尊重しながら、このリストの中から「運命の一冊」を見つけてあげてくださいね。

この記事を書いた人:いちこ
子供の学習について考える
東大法学部卒業後、大手企業に就職。現在は子供2人のママ。楽しく効果的な学習方法について日夜考え抜く日々。Twitterでは子供の学習や受験についてつぶやいているので、気軽にフォローしてくださいね。時々、親ばかツイートあり(笑)
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