進研ゼミ小学講座の「チャレンジ(紙)」と「チャレンジタッチ(タブレット)」のどちらにするかで悩む場合は、今までのお子さんの学習方法や取り組み方から考えるとよいです。
この記事では、チャレンジとチャレンジタッチそれぞれの特長から、どんなお子さんに向いているかをわかりやすく解説します。

わが家の子ども達(息子・娘)は、2人ともチャレンジとチャレンジタッチの両方を経験したので、詳しく説明します。
【チャレンジとチャレンジタッチ比較】紙とタブレット、どちらがいい?
【チャレンジ(紙の教材)がおすすめ】
●小学校入学前からワークなどをやっている
●ご家族がお子さんの勉強をみる時間がある
●とにかく家庭学習を始めたい
【チャレンジタッチ(タブレット学習)がおすすめ】
●お子さんがワークなどをやるのがあまり好きでない
●ご家族がお子さんの勉強をみる時間があまりない
●お子さんが一人で勉強したいタイプ
●お子さんが習い事などで忙しい
チャレンジ(紙の教材)がおすすめな場合
●小学校入学前からワークなどをやっている
●ご家族がお子さんの勉強をみる時間がある
●とにかく家庭学習を始めたい
小学校入学前からワークなどをやっている
小学校入学前からワークなどをやることに慣れているなら、そのままチャレンジ(紙の教材)でもお子さんも大丈夫でしょう。
小学校ではタブレットやノートパソコンを使った学習も始まっていますが、テストや試験などはまだまだ紙が主流です。
ご家族がお子さんの勉強をみる時間がある
チャレンジ(紙の教材)の場合、大人が丸付けをしたり、まちがったところを説明してあげる必要があります。
どこまで進んだかの進捗状況も、大人が教材を見て確認しなければいけません。
手間はかかりますが、こまめにフォローしてあげられるので、着実な学力アップにつながります。
ご家族の誰かがお子さんの勉強をみてあげる時間的余裕があるなら、チャレンジ(紙の教材)をおすすめします。
とにかく家庭学習を始めたい
「とにかく家庭学習を始めたいけど、どちらにするか悩む」という場合には、ますはチャレンジ(紙の教材)から始めるとよいと思います。
特に低学年の場合はまだ字を書くこと自体に慣れていないので、紙に鉛筆で字を書く練習をする必要があります。
チャレンジタッチでも字の練習はできますが、やはりタブレットにタッチペンで書くのと紙に鉛筆で書くのとは感触が違います。
学校ではまだまだノートやプリントなどの「紙」に書いて勉強するのが一般的です。
テストや試験ももちろん「紙」です。
低学年で学校の勉強についていけないというお子さんは、「授業が難しい」以外に「字を書くのが遅い」「漢字がまちがっている」「きれいな字が書けない」などの理由もあります。
まずは字を書くことに慣れるため、低学年では「チャレンジ(紙で学習)」で始めることをおすすめします!
また、子どもにとっては「紙の教材よりタブレットのほうがゲーム感覚で楽しい」という場合が多いです。
紙の教材からタブレットへの変更は喜ぶお子さんが多いと思いますが、逆に、タブレットから紙の教材への変更は嫌がるお子さんが多いでしょう。
後で変更したいと思った時に大丈夫なように、迷ったらまずはチャレンジ(紙の教材)にしてみることをおすすめします。
チャレンジタッチ(タブレット学習)がおすすめな場合
●お子さんがワークなどをやるのがあまり好きでない
●ご家族がお子さんの勉強をみる時間があまりない
●お子さんが一人で勉強したいタイプ
●お子さんが習い事などで忙しい
お子さんがワークなどをやるのがあまり好きでない
お子さんがワークなどをやるのがあまり好きではない場合、チャレンジ(紙の教材)にしてもやってくれない可能性が高いです(涙)
やらない教材がどんどんたまっていくぐらいなら、チャレンジタッチ(タブレット学習)をやってみることをおすすめします。
ご家族がお子さんの勉強をみる時間があまりない
チャレンジタッチ(タブレット学習)は、自動的に丸付けをしてくれますし、まちがったところの解説を見ることもできます。
親御さんが忙しくてあまりみる時間がなくても大丈夫です。
お子さんが一人で勉強したいタイプ
勉強を親にみてほしいというお子さんもいますが、一人で勉強したいというお子さんもいます。
特に高学年になると反抗期に入るお子さんもいて、親にまちがいを指摘されるのを嫌がったりします。
お子さんが一人で勉強したいタイプなら、丸付けなどを自動でやってくれるチャレンジタッチ(タブレット学習)のほうが向いていると思います。
お子さんが習い事などで忙しい
今どきの子ども達は、習い事や交友関係でかなり忙しいです。
高学年になると、中学受験をするしないにかかわらず塾に行く子も増えてきます。
チャレンジタッチのいいところは、自分の答えが合っているかどうかがすぐにわかるところです。
まちがった問題はとき直しもできます。
さっと学習できて復習もできるので、忙しいお子さんでもスキマ時間に学習することができます。
チャレンジタッチを使ってみた感想
わが家の小学生兄妹は、2人とも小さいころから「こどもちゃれんじ」をやっていて、そのまま「進研ゼミ 小学講座」に進みました。
最初は紙の「チャレンジ」をやっていましたが、兄は5年生の3学期に、妹は2年生の3学期に、「チャレンジタッチ」に変更しました。
チャレンジタッチにした今、、、
2人ともものすごく勉強してくれるようになりました!
チャレンジタッチで学習した子供の感想
「チャレンジタッチ」で実際に学習した子供の感想です。
【兄:小学5年生~6年生で使用】
●自分で全部勉強できるから、すごくやる気が出る。
●キーボードが楽しい(付録でもらったもので、タイピングの練習にはまっている。)
●ジュエル(レッスンをやるともらえる)がたまると、色々なごほうびがあるのがいい。
●「わくわく発見BOOK」が紙の時より読みにくい。
【妹:小学2年生~3年生で使用】
●答えがあっているかどうかすぐわかるのがいい
●勉強がわかりやすい。
●いろんなゲームやおえかきができて楽しい。
2人とも「チャレンジタッチ」のほうが楽しいようです。
「チャレンジタッチ」のデメリットとして、一つだけ感想がありました。
毎月ついてくる読み物「わくわく発見BOOK」が、「チャレンジタッチ」だと読みにくいので、紙の時のほうがよかったそうです。
確かに、こういった読み物の冊子は、ネットで読むより紙でできた本で読むほうが読みやすいですよね。
読書が好きなお子さんだと、紙の「チャレンジ」のほうが好きという場合もありそうです。
親の感想
まず一番よかったのは、親の負担はめちゃめちゃ軽くなりました(笑)
マル付けはすべてチャレンジタッチがやってくれますし、毎日どこまで進んだかメールでお知らせがくるので、いちいち子供に確認する必要がありません。
子供とメールの交換ができるので、子供たちは時々「ママ、勉強がんばるよ!」といったかわいいイラスト入りのメールを送ってくれます。
親から子供あてに送るメールもかんたんに書けます。
ちょっと面倒なときは、いくつかのコメントとスタンプがあらかじめ用意されているので、それを選ぶだけであっという間にメールができます。
忙しいパパママには、とても便利ですね。
そしてなにより、自分から進んで勉強してくれるようになったのがよかったです!

「チャレンジ」から「チャレンジタッチ」に変更した子供たちの変化
紙の「チャレンジ」の時には、少なからずイヤイヤやっている感じがありましたが(苦笑)、「チャレンジタッチ」に変更してからは、毎日あきずに取り組んでいます。
そして「標準コース」の問題をやり終えると、無料でできる「挑戦コース」の問題まで自主的にやるようになりました。
もし1年生の最初から「チャレンジタッチ」だったら、子供は「チャレンジタッチ=勉強」と感じて、そこまで楽しくできなかったのではないかと思います。
最初に紙の「チャレンジ」をしていたからこそ、「チャレンジタッチ」が「勉強」というより、遊びやゲームに近い楽しいものに思えるようです。

1年生の最初から「チャレンジタッチ」をやってたら、高学年になった頃にあきちゃってたかもしれないわ~。
これはわが家の場合なので、もちろん紙の「チャレンジ」でもきちんと勉強に取り組めるお子さんもいらっしゃるでしょう。
その場合は、無理に「チャレンジタッチ」に変更しなくてもよいと思います。
なぜなら、中学受験・高校受験・大学受験や学校の定期テストなど、重要な試験やテストは、まだまだ紙に書いて行われることがほとんどだからです。
それぞれのお子さんに合わせたよりよい勉強法が見つかるといいですね!