夏休みの自由研究は、親が手伝う場合が多いですよね。
小学校6年間を振り返って、自由研究を親が手伝う場合に気をつけるべき点を3つまとめました。
【夏休みの自由研究】親が手伝う場合に気をつけること
わが家の子ども達が中学3年生・小学6年生になった今、反省も含めて親が自由研究を手伝う場合に注意すべき3つの点をまとめました。
【夏休みの自由研究】親が手伝う場合に気をつけること
●子どもが自分で考えて取り組めるようにする
●時間の管理をする
●完璧な仕上がりを目指さない
それぞれ詳しく解説していきます!
子どもが自分で考えて取り組めるようにする
親はついつい口出ししたくなりますが、色々言われすぎると子どももやる気をなくして「言われた通りにやればいいんでしょ」となってしまいます。
親が手伝う場合は、子どもが進めにくいところや分からないところを助けてあげるという気持ちで手伝ってあげましょう。
まだ文章を書き慣れていない低学年では、親は文章の書き方も教えることになります。
子どもが書いた文章に対して厳しく指摘して修正させるのではなく、「こうしたらいいよ」とアドバイスをする程度に留めましょう。
低学年の頃は親が手伝わないとできない部分が多いですが、学年が上がるごと親の手伝いは減らして、高学年では一人でできるようになるというのが理想的ですね!
時間の管理をする
自由研究は、1日では終わらない場合が多いです。「植物の観察」などをする場合は、かなり長い期間がかかることもあります。
工作なども作品によっては、材料の買い出しに行く日を決めたり、粘土作品のように乾かす時間が必要な場合があります。
お子さんが低学年の場合は、スケジュール管理を子ども自身がするのは難しいです。
夏休みの終わりになってあわてないように、最初にきちんと計画をたてて親が管理してあげるとよいです。
完璧な仕上がりを目指さない
自由研究でも工作でも、親はなるべくよいものに仕上げたくなってしまいます。
仮にすばらしい作品ができてコンクールなどで賞に選ばれたとします。その作品のほとんどを親が仕上げたものだとしたら、お子さんは素直に喜べないですよね。
学年に見合わないようなすごい作品を見ても、多くの人が「親ががんばったのかな」と思うだけです。
むしろ完璧な仕上がりでなくても、子どもががんばって作った様子がうかがえる作品のほうが素敵です。
自由研究を親が手伝ってもいい?それともダメ?
そもそも子どもの自由研究を親が手伝ってもよいのか気になりますよね。
大手の調査機関などのリサーチによれば、「8割以上の親が手伝っている」というような結果も出ています。
学校によっては、先生から「子供だけでは難しいので、親子で一緒に取り組んでください」と親が手伝う前提で話されることもあります。
特に低学年では、親が一切手伝わないというのはかなり少ないでしょう。
親が手伝ってもいいけれど、できるだけ子どもが主体的に考えて取り組めるようにすることが大事です。
親がすべて代わりにやってしまうと、せっかく自由研究をやっても子どもの成長や学びにつながらないからです。
中学生になると、学校内でレポートなどの課題を仕上げなければならない機会が増えて、親は何も手伝ってあげることはできません。
小学校の6年の間に、子どもが1人で課題をまとめる力をつけてあげることが、親のいちばんのお手伝いだと思います。