小学生向けの読書感想文を書きやすい本を学年別にまとめました。
夏休みの宿題の参考にしてください!
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【読書感想文を書きやすい本】小学1年生〜小学2年生向け
「バスが来ましたよ」由美村 嬉々・松本 春野
●読書感想文を書きやすいポイント
・ほのぼのとした絵柄の絵本で読みやすい
・実話をもとにしており、素直に感動できるストーリーで感想が書きやすい
難病のために視力を失った男性が、失敗しながらもなんとか1人で通勤していました。
そんなある日、小さな手が「バスが来ましたよ」と案内してくれて、子どもたちとのふれあいが始まります。
実話をもとにした絵本で、テレビなどでも取り上げられた心温まる一冊です。
「しっぱい なんか こわくない!」アンドレア・ベイティー
●読書感想文を書きやすいポイント
・題名の通り「失敗を気にせず挑戦しよう」というわかりやすい内容
・明るいイラストで楽しく読める
NASAの女性宇宙飛行士であるキャスリーン・ルビンズさんが、国際宇宙ステーションから地球の子ども達へ読み聞かせをしたことで話題となった絵本です。
主人公は世界一のエンジニアになりたいという夢を持つ女の子です。
Amazonのレビューなどでも、とても評価の高い名作です。
「かわいそうなぞう」土家 由岐雄
●読書感想文を書きやすいポイント
・戦争の悲しさが子どもにもわかりやすく伝わる作品
・ひらがなで書かれているので小学1年生でも読みやすい
第二次世界大戦中の上野動物園での実話をもとにした有名な話で、親世代もみんな一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
三頭のぞうと飼育員さん達の姿を通して、戦争の悲惨さがひしひしと感じられます。
夏休みに子ども達にぜひ読んでほしい一冊です。
「かわいいこねこをもらってください」なりゆき わかこ
●読書感想文を書きやすいポイント
・女の子と子猫の話で感情移入しやすい
・ほとんどがひらがな(一部カタカナ)で書かれていて、小学1年生でも読みやすい
母さんと2人暮らしのちいちゃんが、烏に襲われていた小さな子猫を助けます。
アパート暮らしで飼えないため、ちいちゃんとお母さんは里親になってくれる人を探すけれどなかなか見つかりません。
小さな命を守ろうとする女の子のお話ですが、実話かと思うような現実的なエピソードもあり、大人でも読んで号泣したという人が多数です。
オオカミ王ロボ (幼年版・シートンどうぶつ記 1)
●読書感想文を書きやすいポイント
・シートン動物記の中で最も人気のある話
・大きい字とさし絵で低学年でも読みやすい
子供達に人気のシートン動物記の中でも、代表作といえる最も有名な話です。
オオカミ王ロボと、ロボをとらえようとするシートンたちとの物語です。
ロボの気高い姿に最後は泣かずにはいられない名作です。
「オオカミ王ロボ (幼年版・シートンどうぶつ記 1)」は低学年向けの内容になっているため、小学校中学年以上のお子さんには、「10歳までに読みたい世界名作」シリーズのほうがおすすめです。
【読書感想文を書きやすい本】小学3年生〜小学4年生向け
「先生、しゅくだいわすれました」山本 悦子
●読書感想文を書きやすいポイント
・小学校が舞台のストーリーで感情移入しやすい
・話がおもしろくサクサク読める
宿題を忘れたゆうすけが、宿題ができなかった理由を考えてウソをつこうとします。
すると担任のえりこ先生に「ウソをつくなら、すぐにばれないようなウソで、だれかが病気になったり、死んだりしないで、ウソだとわかっても笑っちゃうようなものじゃなくちゃ」と言われます。
ゆうすけははりきって宿題を忘れた理由についてウソを考え、しだいにクラスのみんなもがんばってウソを考えるようになります。
ストーリーがおもしろく、読書が苦手なお子さんでも楽しく読めると人気の本です。
・国際推薦児童図書「The White Ravens2016」選定
・箕面・世界子どもの本アカデミー賞 作品賞(2022年)
「シャーロットのおくりもの」E.B. ホワイト
●読書感想文を書きやすいポイント
・世界23ヵ国で翻訳された児童文学の最高傑作で読書感想文にぴったり
・友情や命の大切さという子どもにわかりやすいテーマ
牧場に買い取られた子ブタのウィルバーは、自分はいずれは殺されて肉にされる運命と知ります。
蜘蛛のシャーロットは、驚くべき方法でウィルバーを救おうとします。
子ブタのウィルバーと蜘蛛のシャーロットのかけがえのない友情や命の大切さを描いた感動作です。
書籍情報サイト大手のGoodreadsで『死ぬまでに読みたい100冊の本』にも選ばれています。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/
「かあちゃん取扱説明書」いとう みく
●読書感想文を書きやすいポイント
・お母さんあるあるの話で子どもが感情移入しやすい
・おもしろくてわかりやすいストーリーで読みやすい
小学4年生の哲哉(てつや)は、学校の授業で「かあちゃん」について書いた作文を先生にほめられたことをきっかけに、「かあちゃん」のトリセツを作ることにしました。
「かあちゃん」を観察していくうちに、今まで知らなかった母の姿が見えてきて、自分の母に対する気持ちも変わっていきます。
小学生男子には特におすすめの一冊です。
【読書感想文を書きやすい本】小学5年生〜小学6年生向け
「願いがかなうふしぎな日記」本田 有明
●読書感想文を書きやすいポイント
・わかりやすいストーリーで読みやすい
・努力することの大切さがテーマで感想を書きやすい
亡くなったおばあちゃんにもらった、望みを書くと願いがかなう日記に願い事を書いた男の子。不思議とその願い事がかないます。
日記を通じて努力することの大切さを学び、成長していく少年の姿を描いた物語です。
Amazonなどでも「読書感想文の本選びに迷ったらこれ」とおすすめされている一冊です。
「キャプテンマークと銭湯と」佐藤 いつ子
●読書感想文を書きやすいポイント
・サッカーのクラブチームの話で、スポーツが好きなお子さんにおすすめ
・筑波大附属中など多くの中学入試で出題に使われている名作
サッカーのクラブチームのキャプテンだった中学生の周斗(しゅうと)は、U-14活動初日にコーチからキャプテンを新入りの大地(だいち)と交替させられます。
周斗はいら立ちがつのる中、幼い頃に祖父と通った銭湯を見つけて入ってみると、心も体もほどけていくのを感じます。
競争・挫折・嫉妬といった経験を通して、成長していく少年の姿を描いた感動作です。
「くちぶえ番長」重松 清(しげまつ きよし)
●読書感想文を書きやすいポイント
・主人公が小学4年生で感情移入しやすい
・複雑でない読みやすい文体で書かれている
小学4年生のツヨシと、転校生のマコトの熱い友情の物語です。マコトは小さい頃にお父さんを亡くしていますが、誰よりも強くてやさしい女の子です。
悩みながらもトラブルを乗り越えて成長していく2人の姿や友情・絆・別れなど、大人でも泣いてしまう感動の作品です。
アンネ・フランク物語 (講談社青い鳥文庫)
●読書感想文を書きやすいポイント
・戦争と平和という永遠のテーマ
・「アンネの日記」そのものよりも読みやすくまとめられている
第二次世界大戦中に自由をうばわれて狭い隠れ家で日記を書き残し、15歳9か月という短い生涯を終えた少女アンネ・フランクの物語です。
「アンネの日記」は一度は読んでおきたい作品ですが、日記という性質上やや読みにくいところもあります。
この青い鳥文庫の本は、日記だけでなく豊富な解説や挿絵で、アンネ・フランクの一生が小学生にも読みやすい文章でまとめられています。
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