中学受験でも出題される昆虫、克服するにはまず親がお手本を示そう
昆虫の問題は、中学受験において理科の生物分野でよく出題されます。
虫が嫌いなのに生物分野を勉強しても、なかなか頭に入らないでしょう。

生まれつき虫が嫌いというよりも、むしろ小さい時は、虫が好きな子が多いのではないでしょうか。
しかし、親が「虫が嫌い」「虫が怖い」という態度を子供に見せると、子供も虫が苦手になってしまいます。
親が「虫が好き」「虫は怖くない」という態度を見せていれば、子供も自然と虫を好きになり、必要以上に怖がらなくなります。
親が虫が苦手だと子供も苦手になる
男の子は虫が好きで、女の子は虫が嫌いというイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
幼稚園や小学校のお友達親子を思い浮かべてみてください。
男の子でも虫が苦手だというお子さん。
その親御さんも、虫が嫌いじゃないですか?
女の子でも虫が好きなお子さん。
その親御さんも虫が好きで、親子で一緒に虫捕りに行ったり、野原でバッタをつかまえて遊んだりしていませんか?

子供は親が思っている以上に親の影響を大きく受けます。
お子さんが虫を嫌いにならないよう、まず親が虫を好きになるか、無理ならせめて好きなフリをしましょう。
虫をあからさまに怖がるところを、お子さんに見せないように工夫してみましょう。
どうしても虫が苦手な親はどうするか

実は私は虫が大の苦手です(汗)
長男がまだ小さいころに、本で「親が虫嫌いだと子供も虫嫌いになる」と書いてあるのを見ました。
虫が苦手な男の子にならないよう、長男の前では虫が好きなフリをしようと決心しました。
虫嫌いの私が考えた、「虫好きのフリ作戦」をご紹介します(笑)
1.子供が虫を「かわいいね!」「かっこいいね!」と言った時
「えーっ、気持ち悪いよ。」などと否定するようなことは言わず、「うんうん、かわいいね!」「かっこいいね!」と言ってあげましょう。
大人でも、相手が自分の言ったことに「うんうん」とうなずいてくれたらうれしいですよね。
2.子供がつかまえた虫を「見て見てー!」と持ってきた時
子供あるあるですよね(汗)
そんな時は、手でつかんでいると虫さんがつらいから逃がしてあげようねとすすめます。

そっとはなしてあげようね。きっと虫さんも草の中にいるほうが好きだよ。
3.子供がつかまえた虫を家に持って帰りたいと言った時
これも子供あるあるですね(汗)
特に、カブトムシやクワガタ、カマキリなど、大きめでかっこいい虫をつかまえた時は、必ず言われます。
自分はダメでも、家族に虫好きがいて家で責任をもって飼えるという場合はよいのですが、飼えない場合のほうが多いですよね。
そんな時は、虫さんの気持ちになって考えてみようと話します。

草や木がたくさんあるところで暮らしたほうが楽しいよね。今日はさようならしよう。
虫好きになると、いろいろいいことがある
虫が好きであれば、生物分野に興味を持つことができ、理科が得意になる手助けとなります。
小学生の学習においては、「好き」=「得意」という場合が多いです。
「みんなより好き」、「みんなよりくわしい」という自信が、もっと勉強して得意になりたいという気持ちにつながります。
勉強に関係なく、日常生活においても、苦手なものは少ないほうがいいです。
将来、一人暮らしになった時も役に立ちます(笑)

とにかく親の態度が大事です。
反射的に「キャーっ!」と叫んだり、「はやくあっちに捨ててきて!」などと、あからさまに虫を嫌う態度はがまんして、子供に見せないようにしましょう。
この方法で、わが家の子供たちは兄妹とも虫好きに育ちました。
最近では「本当はママは虫が苦手」ということに気づいています(笑)
それはそれで、ママが苦手なものが自分は得意というのがうれしいようです。
私も虫好きのフリをしたり、子供達と一緒に昆虫のテレビ番組を見たりしているうちに、以前ほど苦手ではなくなってきました。
自己暗示のような感じでしょうか。
さわるのはまだ無理ですが、見てもそれほど怖くなくなりました。
虫を克服したら、家族でキャンプに行くなど、アウトドアを楽しむのもいいですね!