学校の授業で習字(毛筆)が始まるのは小学校3年生頃からです。
習字は習っている子供と習っていない子供との差が大きく出ます。
わが家の息子は習字を習ったことがなくかなり苦手ですが、そんな息子でもそれなりに書き初めを仕上げる3つのコツについて解説します!
私自身は小学校の6年間書道教室に通い、趣味としても続けていたので習字は得意なほうです。
【習字をうまく書くコツ】
●「とめ・はね・はらい」などポイントとなる筆使いを練習する
●書きやすい筆を使う
●お手本となる動画を見る
「とめ・はね・はらい」などポイントとなる筆使いを練習する
当たり前ですが、いきなり本番を書く前にポイントだけでも練習をした方が確実に上手に書けます。
本来なら半紙に墨でちゃんと書くほうがよいのですが、書道が苦手なお子さんだと練習だけでイヤになってしまうこともあります。
わが家で書き初めなどの本番前に練習用に使っているのは、くもんの「お習字ボード」です。
【くもん出版「お習字ボード」の特長】
●墨を使わず水で書くので、手や服が汚れない
●水が乾くと書いた字が消えるので、何度もくり返し練習できる
●毛筆のポイントとなる「とめ・はね・はらい」などが練習できる。
●お手本の字がクセがなく美しい。
水でボードに書く練習なら、気軽にできますね!
他にも同じような商品はありますが、くもんのお習字ボードは、字そのものを書く前にまずポイントとなる筆使いを練習できるところがとてもよいです。
本番前にお習字ボードで基本の「とめ・はね・はらい」などを練習しておくと、練習しなかった場合にくらべてグーンと上手に書けますよ!
書きやすい筆を使う
習字で重要な「とめ・はね・はらい」などが思い通りに美しく書けるかどうかは、筆の品質によるところが大きいです。
一般的な書道セットに入っている筆は、それほど品質がよくありません。
わが家が購入した書道セットに入っていた筆も毛がボソボソしていて、試しに私が書いても思うようにきれいな「とめ・はね・はらい」にはなりませんでした。
書道家が使うような高い筆でなくても、毛が整った少しだけいい筆を選ぶと書きやすさが全然違います。
おすすめの筆「ときぞうシリーズ」
小学生や中学生が習字に使う筆としておすすめなのは、「ときぞうシリーズ」の筆です。
>>極品学生ときぞう(小)【熊野筆】
>>極品学生ときぞう(中)【熊野筆】
筆の大きさは「大・中・小」があります。子供の習字には「小」か「中」がよいでしょう。
「小」か「中」で迷う場合は、楽天ショップの工房墨彩舎さんが実際にときぞうで習字をしている動画をのせているので、見てみてください。
ときぞうの筆は、筆の名産地として知られる広島県の熊野町で作られています。
ほどよい弾力で穂先のまとまりがよく、「とめ・はね・はらい」が初心者でもきれいに書けると評判です。
わが家の息子は力が入りすぎて線が太くなりがちなので、ときぞうの「小」がちょうどよかったです。
書き初めのように大きい作品を書く時には「小」だと線が細く感じたので、書き初め用なら「中」や「大」がおすすめです。
おすすめの筆「一品堂の太筆・細筆2本セット」は品質保証あり
筆は持ち手が太くてまっすぐなものより、「ダルマ軸」と呼ばれる持ち手部分が細くなっているもののほうがおすすめです。
まだ大きくなりきっていない子供の小さな手は、細めのほうが持ちやすいからです。
写真は一品堂の太筆・細筆2本セットです。
太筆が「ダルマ軸」で手で持つ部分が少し細目になっています。
一品堂の筆は、Amazonのレビューなどでも、毛の弾力や穂先のまとまりも申し分ないとの評判です。
習字の前にお手本となる動画を見る
書道を習ったことがないと、基本となる筆の持ち方や運び方からわかっていないことがあります。
正しい筆の持ち方・運び方を教えるには、親が子供にくっついて「まっすぐ!」「そこは止めて!」などと言うよりも、動画を見たほうがだんぜん理解が速いです。
YouTubeで検索すると、お手本となるような書道の動画がたくさん出てきますよ。
お手本にする動画は「小学生が書いてみた!」みたいな動画より、書道の専門家が解説しながら書いている動画のほうがいいですよ。
おすすめは「風信書道会」というチャンネルの動画です。
【風信書道会の動画のよい点】
●小学生の書写でよく書く題材の動画が多い
●解説がていねいでわかりやすい
●お手本となる字がクセがなく美しい
ほとんどの動画が1~2分と短いので、サクッと見られます。
習字を習ったことがない子供は、筆に墨を含ませてならす作業にも慣れていません。
風信書道会の動画は、筆に墨をつけるところから映っているので、「こんなふうに筆をならすといいよ」と教えてあげるとわかりやすいです。
お子さんが書く予定の字や、似た字の動画を見て、筆の動かし方をまねして書いてみましょう。
書き初めの題材を書いた動画も多いので、冬休みの書き初めの宿題にも役に立ちますよ!
本番は元気よく書いてみよう!
あとは元気よく書くだけです!
特に書き初めの場合は、勢いのない字より勢いのある字のほうが断然いいです。
子どもが書き始めたら気が散らないように、横から口を出すのは控えてあたたかく見守ってあげましょう。
大人でもあれこれ言われながら書くのは嫌ですよね(汗)
だまって見守るのが一番難しいんですけどね(笑)