この記事では、小学4年生の娘が受けた「明日の学力診断テスト」(通称:あすがく)について、テストの出題内容や結果についてまとめました。
明日の学力診断テスト(あすがく) の内容・出題例
「あすがく」はどんなテスト?
「あすがく」の公式サイトによれば、「明日の学力」診断とは「思考力・判断力・表現力」を見える化した最新の学力診断だそうです。
「思考力・判断力・表現力」 は、新しい学習指導要領やこれからの大学入試・高校入試でも重視されています。
実際のテストでは、単純に知識を問う問題ではなく、図や資料を見て自分で考えて書かせるような問題が多いです。
娘が受けた「あすがく」の問題を見ると、公立中高一貫校の適性検査で出されるような問題をもっとやさしくしたような感じでした。
「あすがく」の問題例
市進学院の公式サイトに、小学1年生から中学2年生までの学年別の問題例がのっています。
娘が実際に受けたテストでは、以下の問題が出ました。
【1】国語・算数の小問
【2】子ども用の国語辞典と大人用の国語辞典との比較
【3】インド式ぼう算(インド式の棒を使ったかけ算の方法)
【4】資料や地図を見て「市のうつりかわり」について考える
【5】磁石と鉄クリップを使った実験
【6】車いすラグビーのチーム編成方法
市進学院公式サイトの問題例にのっている問題より、実際のテストの問題のほうが難しく感じました。
小学4年生のテストでは大問が6問あり、これを40分で解きます。
問題文も長めのものが多いので、読んで内容を理解するだけでも結構時間がかかると思います。
明日の学力診断テスト(あすがく)の事前対策
「あすがく」は出題範囲が決まっていないため、事前に対策することは難しいです。
出題内容も知識を問うものではなく、その場で内容を理解して考える力が問われます。
お子さんの得意・不得意や思考力などを知る機会として受けられるとよいと思います。
「テスト対策を何もしないのも心配」という方のために、私がテスト内容を見て感じた注意点です。ご参考まで。
ひねった問題が多く、問題を読んで理解するのに時間がかかるので、時間配分に注意する。
問題にははっきりと「国語」「算数」などとは書かれていないが、国語・算数・理科・社会からまんべんなく出題されている。最初にさっと目を通して、自分の得意な科目の問題やすぐに解けそうな問題があれば、時間のあるうちに確実にやっておく。
例えば娘が受けた回のテストでは、全6問のうち第3問の「インド式ぼう算」の問題が難しく、解けなかった子がかなり多かったそうです。
第3問でつまずいて時間を取られてしまうと、残り半分が手つかずになってしまう場合もあります。
時間配分を意識して、できそうな問題から確実にやっていきましょう。
明日の学力診断テスト(あすがく)の結果
娘の「あすがく」の結果が書かれた用紙を見た時、「すごく悪い成績だ(汗)」と思ったら逆で、良い成績だったのでビックリしました。
全国7400人の内400位、塾内1400人中140位で、5段階の棒グラフでは上から2番目のグループでした。
※数字はざっくりとしたものに修正しています。
娘がふだん塾で受ける定期テストの結果はほぼ平均か少し下ぐらいなので、この順位は「めっちゃすごい」結果なんです(笑)
私も驚きましたが、娘本人がいちばん驚いていました(笑)
娘は考える力はあるけど、知識が足りない(つまり勉強が足りない)ということでしょうか(汗)
あすがく(明日の学力診断テスト) を受けてわかったこと
あすがく(明日の学力診断テスト)では、学力テストとは別に学習意欲などのアンケート調査もあります。
「授業は楽しいと思いますか」「勉強は好きですか」といった質問に対する、子どもの回答を見ることができます。
娘が勉強に取り組む姿勢や、得意なこと・苦手なことなど、あらためて知るよい機会になりました。
アンケートは学習に関する色々な質問があって、娘の回答を見るのはおもしろかったです。
「あすがく」の結果がよかったことで娘は少し自信がついたのか、以前よりも宿題など自分から主体的に取り組むようになってくれました。
勉強は苦手なことばかりではなく、自分が得意な分野もあったと気付けたのがよかったようです。
いつもの塾のテストと性質の違うテストを受けてみるのも、子どもの違う側面が見ることができていいですね。
この調子で、ふだんの塾の定期テストもがんばってくれるといいんだけどな(笑)