2025年度中学受験に向けて読んだほうがいい本のまとめです。
中学入試国語の頻出作家の作品や、中学入試に必要な知識が学べる本をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
【中学受験・読んだほうがいい本】2024年〜2025年 物語
「きみの話を聞かせてくれよ」村上雅郁
村上雅郁(むらかみ まさふみ)さんは、第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞、第49回児童文芸新人賞、第1回高校生が選ぶ掛川文学賞受賞など、数々の賞を受賞されている作家です。
児童文学系の受賞作家の作品は中学入試の出題に使われやすく、実際に村上雅郁さんの作品は複数の学校で出題されています。
村上雅郁さんの作品の中でも「きみの話を聞かせてくれよ」は、2024年中学入試において多数の学校で出題に使われ最頻出作品となりました。
\2024年入試・最頻出作品!/
【2024年中学入試出題校】
海城、駒場東邦、栄東、専修大松戸、学習院中等科、日本女子大附属、横浜雙葉、立教女学院、大妻 他多数出題
2023年4月という発売時期・主人公が中学生・問題を作成しやすい短編集という点から、2024年入試で多く出題されたと考えられます。
「かなたのif」村上雅郁
次に村上雅郁さんの作品で2025年中学入試の出題に使われそうなのは、発売時期から考えると「かなたのif」です。
▶発売時期が2024年6月
▶主人公が中学生
▶友情を描いた物語
出題に使われやすい条件が3つそろっているので、ぜひ読んでおくべき作品といえます。
「この夏の星を見る」辻村 深月
辻村 深月(つじむら みづき)さんは、中学受験の国語においては定番の頻出作家です。
「この夏の星を見る」は2023年6月30日発売の作品で、コロナ禍で思うようにいかない中高生達が主人公の物語です。
頻出作家の作品で中学入試のテーマとしてなじみやすい内容であることから、2024年入試において多数の学校の出題に使われました。
今後も出題に使われる可能性が非常に高く、読んでおくべき1冊といえます。
\2024年入試・頻出作品!/
【2024年中学入試出題校】
芝浦工大附属、東京農大一高、学習院女子、品川女子学院、神戸女学院、日本大学 他多数出題
「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈
宮島未奈(みやじま みな)さんは最近の中学入試において頻出作家となりつつある作家です。
中でも「成瀬は天下を取りにいく」は2024年本屋大賞をはじめとして数々の賞を受賞した代表作であり、2024年入試において多数の学校で出題に使われました。
【2024年中学入試出題校】
栄東、中央大学附属、豊島岡女子学園 他
今後も多くの学校で出題に使われることが予想されます。
続編の「成瀬は信じた道をいく」もあわせて読んでおくのがおすすめです。
「おくることば」重松 清
重松清(しげまつ きよし)さんは多くの作品が過去100校以上で出題されており、中学入試国語・物語では定番の頻出作家です。
「おくることば」は2023年6月に文庫になっています。その年の6〜7月頃までに文庫化された本は出題に使われやすいと言われています。
主人公が小学6年生で出題に使われやすい短編集であることと発売時期から、2024年入試(2023年度)で出題される可能性もあり、読んでおくべき1冊といえます。
重松清さんの作品でもう1冊おすすめなのが「小学五年生」です。
これまでに多くの学校で出題に使われており、大手塾の模試でもこの短篇から出題されることで有名な作品です。
【過去の主な出題校】
世田谷学園、東京農大一高、佼成学園、春日部共栄、中大附属、吉祥女子、頌栄女子、慶応普通部、城北、聖光学院、神奈川大附属、成城、桐蔭、恵泉女学園、東京家政学院、山脇、埼玉栄、武南
「タイムマシンに乗れないぼくたち」寺地 はるな
2023年中学入試において、麻布・渋渋といった難関校をはじめとした多くの学校で国語の出題に使われた作品です。
Amazonでも「受験に出た本で話題」と紹介されています。
中学受験をするなら、まず読んでおくべき1冊です。
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寺地はるなさんは中学入試国語・頻出作家の1人です。
第67回青少年読書感想文全国コンクールの高等学校の部課題図書に選ばれた「水を縫う」も、2021年の高校入試や中学入試で多数出題されて話題となりました。
【「水を縫う」2021年の主な出題校】
海城、市川、大妻、久留米附設、東邦大東邦、中大附属横浜、サレジオ学院、聖光(帰国)、関西大学中等
「夏の体温」瀬尾 まいこ
瀬尾まいこさんは中学入試・国語の代表的な頻出作家です。
「夏の体温」は2023年中学入試国語・物語で最も多く出題された作品で、明治大学付属中野・鷗友学園女子をはじめとして多数の学校で出題されました。
前年の入試の出題された作品が、翌年の入試でも他校で出題されるというのはよくあることなので、読んでおくべき作品といえます。
【出題した主な学校】
明治大学付属中野、暁星、鷗友学園女子、横浜共立学園、品川女子学院、日本大学第三、神奈川大附属、開智(先端)、関西大倉、九州国際大付属 ほか
【中学受験・読んだほうがいい本】2024年〜2025年 説明文
「ナマケモノは、なぜ怠けるのか? 生き物の個性と進化のふしぎ」 稲垣 栄洋
稲垣栄洋(いながき ひでひろ)さんは、中学入試国語・説明文で最も頻出の作家です。
夏休み前に出版された稲垣栄洋さんの文庫や新書は、その年度の中学入試で必ずどこかの学校で出題されると言われるぐらいです。
「ナマケモノは、なぜ怠けるのか?―生き物の個性と進化のふしぎ」 は2023年5月に出版されており、しかも説明文に出題されやすい「ちくまプリマー新書」であることから、読んでおくべき1冊といえます。
稲垣栄洋さんの作品でもう1冊おすすめなのが「はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密」です。
2021年の中学入試において最も出題された作品で、一躍有名になりました。
【出題した主な学校】
筑波大附属、ラ・サール、桜蔭、明大中野、大妻、城北埼玉、鴎友女子 ほか
「目の見えない人は世界をどう見ているのか」伊藤 亜紗
伊藤亜紗さんは、ここ数年の中学入試国語・説明文でさまざまな作品が出題に使われています。
中学入試国語・説明文では、稲垣栄洋さんに次いで今や頻出作家の1人です。
【主な出題校】
開智中先端A、法政 ほか
【中学受験・読んだほうがいい本】2024年〜2025年 社会
「5分でわかる重要ワード 知って話そうニュースの言葉」
中学入試・社会では時事問題が出題されることが多いです。
ふだんからニュースや新聞などで時事問題にふれておくのは大事ですが、そもそも使われている言葉の意味がわからなければ時事問題は理解できません。
「5分でわかる重要ワード 知って話そうニュースの言葉」は、ニュースなどでよく出てくる言葉を子どもにもわかりやすく解説してくれます。
内容はまさに社会の学習に直結していますが、楽しい読み物としてうまくまとめられているので、勉強の合間に軽く読み流す本としてもおすすめです。
「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!SDGs」
SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)は、中学入試・社会において頻出のテーマです。
17の目標がマンガでわかりやすく解説されています。
中受生はただでさえ勉強で忙しいので、スキマ時間にサクッと楽しく学べる学習まんがはおすすめです。
【中学受験・読んだほうがいい本】親向け・その他の本
「令和の中学受験 保護者のための参考書」矢野 耕平
中学受験をしていないのでよくわからないという親御さんだけでなく、自分も中学受験をしたという親御さんにもおすすめの1冊です。
今の時代の中学受験事情・志望校選び・親の心構えなど、親が知っておくべき情報が詰め込まれており、とても参考になります。
「中学受験にチャレンジするきみへ〜勉強とメンタルW必勝法!」
中学受験のカリスマといわれる、きょうこ先生の著書です。
子ども自身が授業がわからなくなったり、勉強するのが嫌になったときなど、落ち込んだメンタルをたてなおしてくれる本です。
お子さんだけでなく、親が読んでも参考になります。
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