「図形問題がすらすら解けるようになる」と小学生に人気の講座が「図形の極(きわみ)」です。
中学受験のために受講する場合、実際に何級から始めたらよいのかについて、学年別にわかりやすくまとめました。
【図形の極】中学受験なら何級から始めればいいの?
「図形の極(きわみ)」は10級から1級まであります。
いちばん下の10級は小学1年生〜小学2年生レベル、いちばん上の1級は「灘中レベル」「(中学受験の)最難関校レベル」などと言われています。
学年ごとに級が決まっているわけではなく、お子さんの学力などに応じて好きな級から始めることができます。
小学校低学年から図形の極を始める場合
まだ中学受験までに時間的に余裕のある小学校1年生〜2年生から「図形の極」を始める場合は、10級または9級から始めるとよいです。
もともと算数が得意だったり、ご家庭などで図形の学習に取り組まれているお子さんだと、小学校低学年でも10級・9級の問題はやさしく感じるかもしれません。
何級から始めたらよいか迷う場合は体験版のテキストがもらえますので、実際の問題をお子さんがやってみてスタートする級を決めるといいです。
【参考】
公式サイトには、学年ごとのスタート推奨級(始めるのにおすすめの級)は以下のように記載されています。
学年 | スタート推奨級 |
小学1年生 | 10級 |
小学2年生 | 10級 |
小学3年生 | 9級 |
小学4年生 | 9級 |
小学5年生 | 8級 |
小学6年生 | 8級 |
図形の問題が得意になるためには、なるべく多くの問題にふれて基本的な考え方を頭に入れることが大切です。
また図形といっても平面図形・立体図形・展開図・角度など、さまざまな分野があります。
小学校低学年から図形の極を始めるなら、あわてて級を先取りする必要もないので、じっくりと低めの級から始めればよいと思います。
小学校中学年から図形の極を始める場合
小学3年生〜4年生のスタート推奨級は9級ですが、9級は基礎的な問題が多く、おそらく中学受験をするようなお子さんにはやさしく感じると思います。
わが家で図形の極オンラインをやった際に事務局に確認したところ、以下のとおりです。
●中学受験のために図形の極をやる場合は5級または6級から始めるのがおすすめ
●中学入試レベルの問題になるのは3級ぐらいから
もともと塾などで図形を学習していない場合、小学3年生〜4年生で5級または6級の問題に取り組むのは難しく感じるお子さんが多いと思います。
いきなり6級や5級でスタートしてつまずいてしまっては意味がありません。
まずは体験版テキストをもらって10級〜7級の問題が解けるかどうか確認するとよいです。
7級の問題がすらすら解けるようなら、5級または6級からでもスタート可能でしょう。
わが家の小学5年生の娘の場合、7級の問題でも結構苦戦していたので、小学3年生〜4年生で6級スタートは厳しかったと思います(汗)
娘はそれほど図形が得意ではないので、7級は難しく感じたようです(汗)
中学受験専門の塾に通う場合、一般的には小学3年生の2月頃から通い始めるケースが多いです。
ほとんどの塾でカリキュラムが小学3年生の2月からスタートするように組まれているためです。
通塾が始まると塾の宿題もやらなければいけなくなるので、他の学習をする時間はぐんと減ります。
中学受験のために図形の極をやってみようと考えている場合は、なるべく時間的に余裕のある小学3年生頃までに始めたほうがよいです。
小学校高学年から図形の極を始める場合
実際に中学入試で出題される問題のレベルに相当するのは、図形の極では3級だそうです。
いちばん上の1級になると「灘中レベル」「(中学受験の)最難関校レベル」とも言われています。
TwitterなどのSNSでは小学4年生〜5年生で1級に合格したという話も見かけますが、これはかなり優秀なお子さんでしょう。
「図形の問題が苦手で克服したい」「最難関校までは目指していないが少しでも図形を得意にしたい」と考えているなら、やはり6級〜5級から始めるのがよいと思います。
最難関校を目指すようなお子さんなら、最終的に1級まで進むことを目標に、もっと上の級から始めてもいいかもしれません。
何級か始めたらよいか悩む場合は、公式サイトの受付窓口からお問い合わせされるといいと思います。
10級〜7級であれば無料で体験版テキストももらえるので、試してみてください。
【図形の極】で図形を得意にすべき理由
中学入試の算数において、ほぼ確実に出題されるのが図形の問題です。
しかも図形の問題は得意な子と苦手な子がはっきり分かれ、苦手な子のほうが多いです。
そのため、図形の問題で確実に点が取れればかなり有利になります。
中学受験だけでなく、この先(あれば)高校受験・大学受験においても数学の試験ではほぼ確実に図形の問題が出ます。
これほど確実に出題されることがわかっている分野なのですから、頭のやわらかい小学生のうちに得意分野にしておきたいですね!