「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」は、歴史漫画の中でもっとも売れているシリーズです。
この記事では、わが家が実際に買ってみた角川の日本歴史の感想と、小学生の息子が繰り返し読んだことによりどんな効果があったかについて、わかりやすくまとめました。
【角川・日本の歴史の口コミ】すぐれているポイント
「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」のすぐれているところ
わが家が角川の日本の歴史を買ったいちばんの理由は「東大流」で歴史を学べるという点です。
実際に購入してみて、角川の日本の歴史がすぐれていると感じたポイントをまとめました。
【角川・日本の歴史の特長】
1.東大流で歴史が学べる
2.セリフが自然でマンガがおもしろい
3.コンパクトで子供が読みやすく、置き場所に困らない
東大流で歴史が学べる
「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」は、東大流の技法にもとづき、東京大学教授の故・山本博文氏が監修されたものです。
「東大流」では、「歴史の大きな流れをつかむこと」を最も重視しています。
重要なのは年号を覚えることよりも、「〇〇が起きたことにより、次に△△が起きた」という一連の流れを理解することです。
大学入試の共通テストでも、歴史の流れをつかむことを重視した問題が多く出題されています。
小学生が歴史マンガを読むのは、中高校生が歴史の教科書を読むのと同じような効果があると考えます。
セリフが自然でマンガがおもしろい
角川の日本の歴史は、他社のシリーズと比べた時に、いちばんセリフが自然でマンガもおもしろいと感じました。
「おもしろさより勉強になるかどうかが重要では?」と思うかもしれませんが、そもそも歴史漫画を買おうと思った理由はなんでしょう?
暗記中心で面倒な歴史の勉強を、マンガで楽しくしたいからですよね。
勉強のためだからと、「まじめな内容」「資料や解説が多い」というよう理由で選ぶと、「子供が全然読んでくれなかった」なんてことになりかねません。
まじめで資料や解説ばかりのマンガは、おもしろくないですよね(汗)
よいマンガとは、おもしろくてどんどん先が読みたくなるものです。
わが家は角川にしましたが、好みもあるので、お子さんが気に入っておもしろいと思ったものを選ぶのが一番よいと思います。
コンパクトで子供が読みやすく、置き場所に困らない
歴史漫画をセットで買う場合、一度に20冊近くの本を買うので置き場所を考えないといけません。
角川は四六版(B6サイズより高さが6mm大きい)のソフトカバーなので、セットで買ってもコンパクトにまとまっています。
子供が手で持って読むには、重すぎずちょうどよい大きさです。
息子もごろ寝しながら読んだりしていました(笑)
1冊が軽いので、持ち歩きにも便利ですよ。
「全15巻定番セット」と「全15巻+別巻4冊定番セット」の違い
「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」には、「全15巻定番セット」と「全15巻+別巻4冊定番セット」の2つのセットがあります。
▶全15巻定番セット |
定価13,200円(税込) |
「第1巻 日本のはじまり」から「第15巻 戦争、そして現代へ」 の全15巻がセットになっている |
▶全15巻+別巻4冊定番セット |
定価16,720円(税込) |
「全15巻定番セット」に別巻4冊がセットになっている ●別巻4冊の内容 ・歴史まるわかり図鑑 ・よくわかる近現代史 全3巻 |
2つの違いは、別巻4冊がセットに入っているかどうかです。
別巻の「よくわかる近現代史」は、高校で新しく必修となった「歴史総合」を先取りした内容になっており、別巻というよりむしろ一番重要な3冊です。
まずは基本の歴史を学びたいという場合は「全15巻定番セット」、どうせ買うなら全巻セットを買いたいという場合は「全15巻+別巻4冊定番セット」がおすすめです。
角川の日本の歴史は他社より解説や資料が少ない?
歴史の学習マンガといえば、角川以外だと小学館・集英社・学研・講談社の4社が有名です。
角川は他の4社にくらべると、「巻頭や巻末についている解説や資料が少ない」というレビューや口コミがみられます。
しかし、それは欠点ではありません。
なぜなら、ほとんどのお子さんがマンガの部分しか読まないからです。
うちの息子もそうでした(笑)
いくら充実した資料や解説があっても、読まなければ意味がありません。
解説や資料のページは、歴史に興味がわいてきて初めて読みたくなるものです。
角川の日本の歴史は、子どもが読むマンガの部分に、歴史学習に必要な情報が十分つめこまれています。
解説や資料が充実したものより、マンガ部分の情報量が充実しているほうが、子どもが読んで頭にしっかり入るでしょう。
ソフトカバーの本はすぐにぼろぼろになる?
角川の日本の歴史
子ども向けの本は、すぐにぼろぼろにならないように表紙が丈夫なハードカバーのものが多いです。
しかし、実際にはソフトカバーのほうが、手が小さなお子さんでも読みやすいです。
角川の日本の歴史は、手にとって読んでみると、本そのものが軽くてページもめくりやすく、気軽に読むことができます。
ハードカバーの本は、大人でも読むのに少し気合がいりますよね。
また、ソフトカバーだからといって、すぐにぼろぼろになるわけではありません。
わが家が購入してから6年以上たちましたが、傷などはあるもののまだまだ十分きれいです。
【角川の日本の歴史」で中学受験の問題は解ける?
この記事を書くにあたり、中学受験において最難関校といわれる開成中学の、2020年度入学試験の歴史問題を息子にやってもらいました。
その結果、27問中22問、つまり8割以上が正解でした!
この時、息子は小学6年生になったばかりで、学校の授業ではまだ歴史は習っていません。
中学受験もしないので、受験勉強などもまったくしていませんでした。
小学2年生の時に買ってあげた角川の日本の歴史
マンガ日本の歴史を読むだけでも、かなりの学力がつくと感じました。
【角川・日本の歴史の口コミ】まとめ
息子は「角川まんが学習シリーズ日本の歴史」のおかげで、中学2年生になった今でも歴史は「超」がつくほどの得意科目です。
小学生の記憶力はすぐれているので、ただマンガを読んでいるだけでも結構覚えるものですよ。
角川の日本の歴史で、ぜひ「東大流」の日本史を学んでみてください^^
▶角川まんが学習シリーズ 日本の歴史
1.東大流で歴史が学べる
2.セリフが自然でマンガがおもしろい
3.コンパクトで子供が読みやすく、置き場所に困らない