小学生のお子さんが学校の先生に暑中見舞いを出す場合の書き方を、わかりやすく解説します。
宛先や宛名の書き方・正式なマナー・例文など参考にしてください!
【小学生が先生に出す暑中見舞い】宛先・宛名の書き方
宛先の書き方
宛先は、小学校の住所を書きます。
先生のご自宅の住所はわからない場合がほとんどなので、小学校の住所を書きます。
小学校の住所は学校のお便りを見るか、ネットなどで調べればすぐにわかります。
宛名の書き方
宛名は、先生のフルネームに「先生」を付けます。
担任の先生に出す場合は、小学校名とクラス名も書きましょう。
【書き方の例】
「田中 一郎 先生様」というように、「先生」の後に「様」をつけたほうがいいかなと思うかもしれませんが、これは二重敬語であり誤った敬語です。
「名前+先生」だけでOKです。
【暑中見舞い/宛先・宛名の記載例】
【小学生が先生に出す暑中見舞い】文面(裏面)の書き方
ハガキの文面(裏面)は、おもに5つの項目にそって書きます。
必ず5項目を書かないといけないわけではありませんが、5項目にそって書いたほうが内容もまとまりやすくおすすめです。
「暑中お見舞申し上げます」と書きます。
正式には、最後の「。」(句点)は書きません。
季節の挨拶に、相手(先生)の健康を気遣う言葉をそえます。
・せんせいおげんきですか。わたしはでんきです。
・毎日暑いですが、先生はお元気ですか。ぼくは元気です。
・暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。
・暑い日が続きますが、お元気でいらっしゃいますか。
近況などを書きます。
・遊びに行ったこと(旅行、キャンプ、海水浴など)
・がんばっていること(朝顔の水やり、プール、勉強、スポーツなど)
・楽しかったこと(夏祭り、花火など)
終わりにもう一度、相手(先生)の健康を気遣う言葉を書きます。先生に出す場合は、「よろしくお願いします」などの挨拶でもよいでしょう。
・せんせいもおげんきでおすごしください。
・先生もお体にお気をつけください。
・二学期もよろしくお願いいたします。
・九月からもよろしくお願いいたします。
最後に日付(年・月)を書きます。正式には「盛夏」と書きますが、小学生の場合は「七月」「八月」でもよいでしょう。
・令和○年 七月
・令和○年 盛夏
【小学生が先生に出す暑中見舞い】例文・文例
小学生が先生に出す暑中見舞いの例文です。書き方の参考にしてください^^
習った漢字はなるべく使って書きましょう!
小学校低学年の暑中見舞い例文
しょちゅうおみまいもうしあげます
せんせいおげんきですか。ぼくはげんきです。
二がっきもよろしくおねがいいたします。
れいわ○ねん 七がつ
しょちゅうおみまいもうしあげます
せんせいおげんきですか。わたしはげんきです。
わたしはあさがおのみずやりをがんばっています。
きょうはあさがおのはなが十こもさいたので、うれしかったです。
二がっきもよろしくおねがいいたします。
れいわ○ねん 八がつ
しょちゅうおみまいもうしあげます
まいにちあついですが、せんせいはおげんきですか。
ぼくはかぞくでやまにキャンプにいきました。
よるはほしがたくさんみえて、とてもきれいでした。
らいねんもいきたいです。
せんせいもおげんきでおすごしください。
れいわ○ねん 八がつ
小学校高学年の暑中見舞い例文
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが、先生はお元気でいらっしゃいますか。ぼくは元気です。
夏休みは勉強も遊びもたくさんがんばって、二学期に先生や友達に会えるのを楽しみにしています。
令和○年 ○月
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが、先生はお元気でしょうか。
日曜日にサッカーの試合があって、ぼくがシュートを決めて勝つことができました。
とてもうれしかったです。次も勝てるように練習をがんばろうと思います。
先生も元気でお過ごしください。
令和○年 ○月
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は家族で富士山の近くにキャンプに行きました。
夜は東京よりも星がたくさん見えて、とてもきれいでした。
二学期に先生や友達に会えるのを楽しみにしています。
令和○年 盛夏
暑中見舞いはいつまでに出す?
暑中見舞いは7月7日頃〜8月7日頃に送ります。この期間を過ぎる場合は、残暑見舞いとして送ります。
暑中見舞いを出す場合、時期が遅くならないように夏休みに入ったら早めに準備しましょう。
参考:郵便局公式サイトより
【暑中見舞い】
二十四節気の「小暑(7月7日頃)」~「立秋の前日(8月7日頃)」にかけて送るのが通例です。実際の暑さより暦が基準になります。立秋の前日までに届かないようであれば、「残暑見舞い」として送りましょう。
引用元:郵便局 https://www.post.japanpost.jp/
暑中見舞いの宛先や宛名は印刷でもいい?
お子さんが低学年で宛先や宛名がうまく書けない場合は、印刷でもOKです。
ハガキの宛先や宛名は、きちんと届くように読みやすいきれいな字で書くことが大切です。
お子さんが自分で宛先や宛名を書くのが難しい場合は、無理に書かせるよりも親がかわりに書くか、印刷したほうがよいです。
差出人(自分の名前)はお子さん自身が書くとよいでしょう。
小学校の先生に暑中見舞いは出さないといけない?
暑中見舞いを先生に必ず出す必要はありません。
学校によっては、夏休みの宿題で暑中見舞いを書く場合があります。
暑中見舞いは、担任の先生に必ず出さないといけないわけではありません。
出していないご家庭も多いと思います。
ただ、最近では子どもがハガキを書く機会は少ないので、ちょうどよい機会ととらえて先生に暑中見舞いを出すのはおすすめです。
先生によっては、毎年クラスの児童全員に出される方もいらっしゃいます。先生からの暑中見舞いが届いた後に返事を出すよりも、先にお送りしたほうがいいですよね。
先生から「暑中見舞いは出さなくてよい」と言われていなければ、書いてみてはいかがでしょうか。