【小学生の漢字の覚え方】東大卒ママが子供に教える漢字テストのコツ!

記事内にプロモーションを含む場合があります

漢字を覚える時には、「漢字があらわす意味」を理解することが重要です。

この記事では、漢字テストでわからない漢字を思い出すコツや、漢字の意味を知るのがなぜ大切かについて、わかりやすく解説します。

目次

【小学生の漢字の覚え方】思い出すコツでテストの点を上げる!

漢字テストでまちがうパターンは主に3つあります。

【漢字テストでまちがう3つのパターン】

① 漢字の書きまちがい

→【例】「看」という字で「目」の部分を「日」と書いてしまう。

② 覚えたつもりの漢字が、テストの時に思い出せなくて書けない

③ 読み方が同じで意味の違う漢字を書いてしまう。

→【例】「熱いお茶」を「暑いお茶」と書いてしまう。

この記事では、②と③を解決して漢字のまちがいをなくすコツについて、わかりやすく解説します!

「① 漢字の書きまちがい」をなくすための漢字ドリルについては、こちらの記事を参考にしてください。

【小学生の漢字の覚え方】漢字の書き間違いをなくすドリル!

テストでわからない漢字を思い出すコツ

テストでわからない漢字を思い出すコツは「言い換え(いいかえ)」です。

【テストで漢字を思い出すコツ】

●やさしく言い換える

●難しく言い換える(熟語に言いかえる)

いちこ

2つの問題例で、練習してみましょう!

【問題例①】現実からトウヒして、夢の世界に行きたい。

STEP
「トウヒ」をやさしい言葉に言い換えてみる

やさしく言い換えると、「いやなことから逃げて避けること」

STEP
言い換えた言葉から答えの漢字を考える

「逃げる」「避ける」→「逃避」が正解

逆に、訓読みの問題は難しく言い換えるとわかります。

【問題例②】傷をう。

STEP
「傷をオう」を難しい言葉(熟語)に言い換えてみる

難しい言葉(熟語)に言い換えると、「負傷(ふしょう)する」

STEP
言い換えた言葉から答えの漢字を考える

「負傷する」→「傷を負う」が正解

いちこ

言い換えを考えるようになると、試験本番でもあきらめずにねばって、かなり思い出せるようになりますよ!

子供がわからない漢字を質問してきたら、すぐに教えずに、「その言葉をやさしく言うと?」「難しく言うと?」などと声をかけて考えさせてみましょう。

ふだんから言い換えを考える習慣をつけておくと、試験本番でとても役に立ちます。

受験で本当に役に立つのは「漢字の意味を知ること」

中学受験や高校・大学受験では、難しい漢字を練習をして書けるようにしないといい点がとれないのでしょうか。

実際はそうでもありません。

【開成中学(2022年・国語)で出された漢字の問題】

ヘイセイを装いながら自分の机を見た。
ヤジウマたちを押しのけて外へ出た。
マンメンの笑みを浮かべる。
④ 彼はキンコツ隆々(りゅうりゅう)とした大男だ。

【答え】
平静  ② 野次馬  ③ 満面  ④ 筋骨

※実際の問題文をわかりやすく修正しています。

漢字そのものは、そんなに難しくないですよね。

では、大学受験ではどうでしょう。

センター試験では、同じ読みで意味の違う漢字の中から、正しいものを選ぶ問題が毎年のように出題されています。

【平成31年度 センター試験 国語より】
タンネン」の「タン」に相当する漢字を1~5のうちから1つ選べ。

1.イッタン休止する
2.タンレンを積む
3.タンセイを込める
4.タンカで運ぶ
5.計画がハタンする

【正解】3(「丹精」と「丹念」は「丹」が同じ)
1.一旦、2.鍛錬、3.丹精、4.担架、5.破綻

この問題で、もし漢字がよくわからなかったとしても、「丹念」にいちばん近い意味の言葉をさがせば、「3.丹精を込める」が正解とわかります。

いちこ

どちらも、「心をこめてていねいに」する時の言葉ですね。

このように、漢字が書けなくても意味がわかれば解ける問題が多いのです。

難しい漢字を書く練習をするのはかなり時間がかかりますが、意味を知るだけなら短い時間でどんどん勉強できます!

小学生の漢字学習におすすめの本

漢字を書く練習なら、学校の漢字ドリルでも十分できます。

ただ「漢字の意味を知る」ためには、漢字ドリルだけでは足りません。

【漢字の意味を勉強できるおすすめの本】

マンガ漢字・熟語の使い分け

「マンガ漢字・熟語の使い分け」では、以下のような漢字の使い分けについて、マンガで解説されています。

【第1章 同訓異字(どうくんいじ)】

あげる:上げる、挙げる、揚げる
あらわす:表す、現す、著す
つとめる:努める、務める、勤める

【第2章 同音異義語(どうおんいぎご)】

いがい:以外、意外
かんしん:関心、感心
たいしょう:対称、対象、対照

いかにも入試などで出題されそうな、使い分けに迷う漢字が多くのっています。

オールカラーで見やすくマンガがおもしろいので、子どもも楽しく読めますよ。

いちこ

面倒な漢字の勉強が、マンガで楽しくできるのがいいですね!

解説やマンガに出てくる漢字にはすべてふりがながふってあるので、低学年のお子さんでも読めます。

わが家の娘も小学3年生の頃に買ってから、楽しそうにくり返し読んでいます。

ナツメ社の学習マンガ「やる気ぐんぐんシリーズ」には、他にもよい本がたくさんあるのでおすすめです。

いちこ

とくに国語関連の本は優れていると感じます!

【四字熟語・ことわざの暗記をマンガでサクッと!】

【四字熟語・ことわざの暗記】小学生におすすめの学習漫画本

【小学生の漢字の覚え方】漢字をまちがえないコツまとめ

漢字はただの記号ではありません。

漢字には「意味」があります。

漢字があらわす意味がわからないと、「アツいお茶」の「アツい」が、「熱い」「暑い」「厚い」のどれなのかがわからないですよね。

「温度が高いこと」を意味する漢字は「熱い」とわかれば、「熱いお茶」が正解だとわかります。

漢字を覚える時は、漢字の「形」だけでなく「意味」を知ることが大事です。

マンガ漢字・熟語の使い分けなどを利用して、漢字の意味につても学んでみてください!

この記事を書いた人:いちこ
子供の学習について考える
東大法学部卒業後、大手企業に就職。現在は子供2人のママ。楽しく効果的な学習方法について日夜考え抜く日々。Twitterでは子供の学習や受験についてつぶやいているので、気軽にフォローしてくださいね。時々、親ばかツイートあり(笑)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次