作文が苦手なお子さんでも、簡単に読書感想文が書ける方法についてまとめました。
サクッと書ける「3つのコツ」と、おすすめワークシートについて解説します!
わが家の子ども達も作文は苦手ですが、3つのコツで毎年ちゃんと書けています!
\読書感想文におすすめの本はこちら/
読書感想文の簡単な書き方【3つのコツ】
読書感想文を簡単に書くためのコツは3つあります。
【読書感想文の簡単な書き方・3つのコツ】
1.読書感想文の下書きにワークシートを利用する
2.アプリで下書きを書く
3.読書感想文を書きやすい本を選ぶ
3つのコツについて、詳細をわかりやすく解説していきます。
【読書感想文の書き方】ワークシートを利用する
「何を書けばいいかわからない」というお子さんの場合、読書感想文用の「ワークシート」を使うのがおすすめです。
ネットで「読書感想文 ワークシート」などと検索すると、無料で使えるワークシートがたくさん出てきます。
「ワークシート」を利用すると、感想文の下書きがサクサクはかどるのでおすすめです。
ワークシートの質問に答えて下書きを完成させる
まずはワークシートの質問に答えていきます。
手書きで書くと手間がかかるので、次に説明するアプリなどを使って書くのがおすすめです。
文字入力ができるなら、質問の答えをアプリでどんどん書いていくほうが楽ですよ。
ワークシートの質問の答えが書けたら、書いた答えの順番を並べ替えたり、文章を削ったり足したりして、自然な感じにつなげます。
一つの文章にまとめる作業も、手書きよりアプリの方が簡単です。
一つの文章にまとめる作業は低学年のお子さんだと難しいので、親がアドバイスしてあげてもいいですね。
おすすめの読書感想文用ワークシート①
●サイト名:ちびむすドリル
●プリント名:「読書感想文の書き方」
「低学年用」と「高学年用」の2種類があります。
原稿用紙の使い方や読書感想文の書き方についてまとめられたプリントもあり、とても参考になります。
おすすめの読書感想文用ワークシート②
●サイト名:べネッセ教育情報サイト
●「読書感想文の書き方 コツをおさえればスラスラ書ける!」という記事の【読書感想文で書くべきポイント】
ワークシート形式ではありませんが、読書感想文で書くべきポイントがわかりやすく13個にまとめられています。
13個全部に答えなくても、答えやすいものだけ選んでいくつか答えればOKです。
<本に関する情報>
・この本を選んだ理由
・本を読む前の印象
・本の内容<心を動かされた内容>
・本を読んで新しく知ったこと、気づいたこと
・感動したところや印象に残った場面とその理由
・疑問に思ったところとその理由
・好きな登場人物や場面とその理由
・嫌いな登場人物や場面とその理由<本を読んだあとの感想や意見>
・本を読んだあと、どう思ったか
・本を読んで、自分の考えが変わったと思うところ<さらに深く掘り下げるために>
【引用元:ベネッセ教育情報サイト https://benesse.jp/kyouiku/202005/20200518-2.html】
・同じような経験をしたことがあると感じたところはあるか。それはどんな経験だったか。
・もし自分が主人公だったら、どうしたと思うか。それはなぜ?
・作者が言いたかったことはどんなことだと思うか。それに対して自分はどう思うか。
このベネッセの記事はとてもよくまとめられているので、参考になりますよ!
低学年のお子さんの場合は、親御さんが質問をやさしく言い換えて聞いてあげるといいですね。
【質問の言い換えの例】
●「好きな登場人物や場面とその理由」
→「お話に出てきた人の中で、誰がいちばん好きかな?」「どんなところが好きなの?」
●「もし自分が主人公だったら、どうしたと思うか。それはなぜ?」
→「◯ちゃんだったら、どうしてた?」「なんでそうしようと思ったの?」
お子さんと楽しく感想を話し合いながら、下書きを完成させましょう!
おすすめしないワークシート
感想文のもとになる文章が書いてあり、単語や短い言葉だけを書き込むワークシートはおすすめできません。
書き込む部分が少なくて簡単ですが、子ども自身が自分で書いた文章になりません。
同じワークシートを使った子どもが他にいれば、全く同じ感想文になってしまうこともあります。
質問が書いてあって、その答えを考える形式のワークシートのほうをおすすめします。
「答えを書くのが大変」という場合は、次に解説するアプリなどを使うと楽ですよ。
【読書感想文の書き方】アプリで下書きを書く
原稿用紙に清書する前に、まずは下書きを完成させます。
原稿用紙に書いたものを修正しようとすると、1字まちがえただけで何行も消して書き直さないといけなくなったりします。
まずは下書きを完成させてから、清書しましょう!
下書きさえ完成すれば、あとは原稿用紙に書き写すだけです!
下書きは鉛筆で紙に書くより、「原稿用紙アプリ」や「メモ帳アプリ」などを使ってスマホやパソコンで作るのがおすすめです。
●アプリは「原稿用紙 アプリ 無料」「メモ帳 アプリ 無料」などと検索して、使いやすいものを選んでください。
●パソコンでWord(ワード)を使って下書きを作成する場合は、「レイアウト」→「原稿用紙設定」から紙の原稿用紙と同じように書くことができます。
わが家の息子は「文字数カウントメモ」という無料のアプリを使っています。
息子の場合、原稿用紙アプリより、横書きのメモアプリのほうが書きやすいようです。
最近の小学生は学校でiPad(アイパッド)やChromebook(クロームブック)などを毎日使っているので、文字入力できる子がほとんどではないでしょうか。
アプリなら、まちがった箇所もすぐに修正できて、文章の順番を変更するのもコピペで簡単にできます。
文字数や行数のカウントも自動でしてくれるので、下書きが格段に楽になります。
わが家の子ども達もアプリで下書きを作るようになってから、仕上がりが格段に早くなりました!
【下書きを作る時の注意点】
●文章の語尾
「です・ます調」(〜です・〜ます)
「だ・である調」(〜だ・〜である)
のどちらかに統一する。
低学年は「です・ます調」が一般的。高学年は「だ・である調」で書く場合が多い。
●「てにをは」や「漢字」のまちがいは修正する。
●「400字詰原稿用紙◯枚」などと決まっている場合は、文字数や行数を調整する。
【読書感想文の書き方】感想を書きやすい本を選ぶ
読書感想文を書く上でいちばん大事なのが本選びです。
感想を書きにくい本を選んでしまうと、なかなか書けません。
子どもが感情移入しやすく、感想を書きやすい本を選びましょう。
【読書感想文を書きやすい本】
●本のテーマがわかりやすい(友情・平和・家族の絆など)
●主人公の立場が自分と似ている(小学生が主人公など)
●お子さんが興味のある内容について書かれている
読書感想文のために新しく本を買わなくても、過去に読んでおもしろかった本で書くのもいいですよ。
\読書感想文におすすめの本はこちら/
本のテーマがわかりやすい
「友情」「平和」「家族の絆(きずな)」など、わかりやすいテーマを描いた本がおすすめです。
例えば「友情」をテーマに書かれたストーリーなら、子どもにとっても身近な内容であり、感想も書きやすいでしょう。
何が言いたいかわかりにくい内容の本を選んでしまうと、感想も書きにくいですよ。
主人公の立場が自分と似ている
主人公が小学生だったり、男子・女子・兄弟姉妹・転校生など、子どもと似ている立場だと感情移入しやすいです。
「僕も主人公と同じ気持ちだ」「主人公は〇〇したけど、私だったら△△する」など、感想も書きやすいです。
子どもが興味のある内容について書かれている
スポーツや音楽・趣味など、お子さんがふだんから興味のあるものについて書かれた本は、感想が書きやすいです。
例えばサッカーが好きなお子さんならサッカーがテーマの本を選べば、自分の体験にからめて読書感想文を書くことができます。
青少年読書感想文全国コンクールの課題図書は書きやすい?
コンクールに出すかどうかは別として、「青少年読書感想文全国コンクール」や各都道府県の読書感想文コンクールなどの課題図書を選ぶ方も多いでしょう。
もちろんコンクールに出す場合や、お子さんが読んでみたいと思う本があればおすすめです。
逆にお子さんが興味ないのであれば、無理に課題図書を選ばなくてよいでしょう。
【課題図書を選ぶデメリット】
●課題図書で読書感想文を書く子どもが多いので、他と比べられてしまう。
●課題図書は、意外と感想を書きにくい内容の本が多い。
課題図書は少しひねった内容だったり、考えさせるようなテーマのものが意外と多いです。
読書感想文を書くのがあまり得意でないお子さんなら、無理に課題図書を選ばずに、自分の好きな本を選んだほうが書きやすいです。
読書感想文の仕上げ
下書きが完成したら、原稿用紙に清書します。
下書きを写すだけなので簡単ですね!
題名や自分の名前を1行目から書くのか、それとも行の外(欄外)に書くのかなど、決まっている場合があります。
学校で配られた「読書感想文の書き方」のプリントなどがあれば、よく見てまちがえないように気をつけましょう。
これで完成です。お疲れさまでした!
【まとめ】読書感想文の簡単な書き方
読書感想文の簡単な書き方について、3つのコツをご紹介しました。
【読書感想文の簡単な書き方・3つのコツ】
1.読書感想文の下書きにワークシートを利用する
2.アプリで下書きを書く
3.読書感想文を書きやすい本を選ぶ
夏休みの読書感想文を書く際に、ぜひ試してみてください!