小学生の算数力を上げるおすすめのドリルを、4つ厳選しました。
計算が速くなるだけでなく、算数の問題を解くうえで最も必要な「集中して考え続ける力」をつけることができます。
ぜひ、お子さんにピッタリの楽しく取り組める算数ドリルを選んでみてください!
【算数を得意にする!最強のドリルはこの4つ】小学生向けおすすめ4選
数ある算数のドリルの中で、私が最強だと考えるドリルはこの4つです。
【算数の最強ドリルはこの4つ】
●徹底反復 百ます計算
●賢くなるパズル
●10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250
●面積迷路
どれもプロの教育者や実績のある進学塾の作ったドリルだよ。
内容がよく考えられていて、算数の力がつく工夫がされているよ!
算数ドリルの王道「徹底反復 百ます計算」
ドリル名 | 徹底反復 プレ百ます計算 |
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出版社 | 小学館 |
おすすめの年齢 | 小学校全学年 |
価格 | 660円~(税込) |
算数ドリルの王道といえば、やはり百ます計算
「百ます計算」は陰山メソッドで有名な陰山英男氏が作ったドリルです。
「なんだ、百ます計算か」と思われるかもしれませんが、「百ます計算」をやることの本当の目的はただの計算練習ではありません。
計算が速くなるのはもちろんですが、いちばんの目的は簡単な計算を短時間に集中してやることによって、「集中する練習」をすることなのです。
「百マス計算」をやる時には、次のことに注意してやってみてください。
【効果的な百ます計算のやり方】
●初めはかんたんな問題からやること。いきなり難しい問題に挑戦しない。
●必ずタイムを計ってやる。いちばん簡単な「プレ百ます計算」なら目標は1ページ2分。
初めて百ます計算をやる場合は、子供の今のレベルよりやさしいと感じるレベルから始めることをおすすめするよ!
わが家の場合、娘が小学2年生の夏休みに、いちばん簡単なプレ百ます計算
娘は計算が苦手ですが、「プレ百ます計算」の最初のほうは「3+1=」などかなりやさしい問題なので、楽しく取り組むことができました。
スピードも日に日に速くなり、最終的には苦手だった計算に自信をもって取り組めるようになりました!
最初は1桁のたし算やひき算など簡単な問題だけど、後半はだんだん難しくなってくるので十分やりがいがあるよ!
著者である陰山英男氏は「陰山メソッド」で有名なプロの教育者です。
「陰山メソッド」では、「百ます計算」とともに「音読」もすすめています。
「音読」でなぜ国語力が上がるのか、どんな教材がおすすめかについては、こちらの記事をどうぞ。
「賢くなるパズル」は集中して考え続ける力がつく
題名 | 賢くなるパズル |
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出版社 | 学研プラス |
おすすめの年齢 | 小学校全学年 |
価格 | 660円(税込) |
賢くなるパズル
宮本算数教室は、無試験・先着順で入れるにもかかわらず、卒業生の80%以上が最難関中学へ進学することで有名な塾です。
このドリルのシリーズはたくさん出ていますが、「入門編」「基礎編」であれば、たし算・ひき算などの計算ができなくても解けます。
【賢くなるパズル 入門編・基礎編のルール】
●1つの列に同じ数字を入れてはいけない
●同じマスの中を2度通らない(同じマスを2度使わない)」
もともとパズルが好きだったり、かしこいお子さんだったら、小学校入学前でも解くことができるでしょう。
うちの息子のように普通の子供でも(笑)、年長では解けなくても小学校に上がるころには少しずつできるようになります。
1冊のドリルの中で初級・中級・上級と3つのレベルに問題がわかれているので、無理にすすめず、その時のお子さんにあったレベルで楽しくやりましょう。
各級の終わりに賞状のような「級位認定証」がついているのも、子供のやる気を引き出してくれます。
「賢くなるパズル」なら、「考える」→「解ける」→「うれしい」を繰り返すことによって、算数に必要な「集中して考え続ける力」がしぜんに身に付きます。
「入門編」「基礎編」が終わったら、「たし算」「ひき算」「わり算」「かけ算」など、同じシリーズのドリルがたくさんあるので、どんどんチャレンジできるのもいいですね。
「マンガでわかる!10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」
題名 | マンガでわかる! 10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250 |
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出版社 | 永岡書店 |
おすすめの年齢 | 小学生全学年 |
価格 | 1650円(税込) |
マンガでわかる! 10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250
算数があまり好きではないお子さんだと、「算数ドリル」というだけでやる気がなくなりますよね(涙)
この本は、「マンガでわかる!」と題名にあるとおり、説明部分がマンガでおもしろく読めるように工夫されています。
問題も、迷路やまちがいさがしなど、遊びながら楽しく学習でできるものがたくさんのっています。
算数が苦手なお子さんでも、一般的な算数ドリルより楽しく取り組めます。
パズルの難しさによって★1から★7まであり、★1のパズルは本当に簡単です(笑)
おそらく、年長さんでもできると思います。
最初からいきなり難しいと子供もやる気が出ないので、★1のパズルからやってみて、慣れてきたらどんどんレベルを上げていきましょう!
「マンガでわかる!10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」については、こちらの記事でもくわしく書いていますので、参考にどうぞ。
集中力を高める「面積迷路」
題名 | 面積迷路 |
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出版社 | 学研 |
おすすめの年齢 | 小学校中学年~高学年 |
価格 | 413円(税込)~ 本の種類によって変わる |
面積迷路
エルカミノは、最難関校に合格者を多数出していることで有名です。
私はその塾のことは知らずにこのドリルを買いましたが、さすがの内容です。
問題を解く楽しさがこれほど詰まったドリルはなかなかありません。
いくつかある「面積迷路」の本の中で、わが家が最初に買ったのは面積迷路 スピード編
面積の問題が苦手だったうちの息子も、このドリルは楽しいと言って最後までやりきりました!
「スピード編」がいちばん内容がやさしくて算数が苦手な子供にはおすすめなのですが、現在は中古でしか買えないようです。
算数が好きでどんどんやりたい子供なら、面積迷路 ベスト102
【算数を得意にする、おすすめの最強ドリル】まとめ
おすすめした算数ドリルについて、特長をわかりやすくまとめました。
お子さんにあったドリルを選ぶときの参考にしてください。
→算数のドリルを買うなら、まずはコレ。誰でもかんたんにできて、集中する力がつく。どんなお子さんにもおすすめ。
→たし算・ひき算などができなくても解けるので、早ければ小学校入学前でもチャレンジできる。どんなお子さんにもおすすめ。
●マンガでわかる! 10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250
→算数があまり好きでないお子さんにもおすすめ。算数に必要なあらゆる力がつくように工夫されている。マンガで楽しく読める。
●面積迷路
→小学校中学年以上のお子さん向け。算数が好きな子には特におすすめ。集中して考える力がつく。