娘は小学4年生の4月に日能研に入り、夏期講習が終わった8月末で転塾しました。
この記事では、転塾を決めた理由や転塾のタイミングについて書きました。
日能研は短い期間でやめてしまいましたが、こちら側の事情によるものであり、批判するつもりは一切ありません。
【以前の記事はこちら】
>>【1】わが家が中学受験をすると決めた理由
>>【2】小学3年生までにやっておけばよかったこと
>>【3】中学受験は本当に必要か?
>>【4】日能研に入って感じたこと
>>【5】中学受験するかしないか迷った結果
転塾を決めた理由
実は転塾を考え始めたのはかなり早い時期だったのですが、なかなか実行に移せずにいました。
というのも、もともと塾を日能研に決めたのは、娘が仲の良いお友達と一緒に通えるという理由だったからです。
娘も塾の宿題は大変だけど、塾自体は友達のおかげで楽しく通えていました。
仲良しのお友達が一緒だと、塾も楽しいものですよね。
日能研では毎月2回、多い時は3回のテストがあります。
テストの結果は「いい時もあれば悪い時もある」という感じでした。
「まだ4年生だし、まあいいか」という気持ちもあって、そのままだらだらと数ヵ月が過ぎてしまいました。
しかし、これではいけないと思うような決定的なことがありました。
週末に予定が入り塾の宿題が全然できず、あわてて塾に行く直前に算数の宿題をやったらほとんどまちがっていたのです(汗)
塾から帰ってきた娘に「宿題のことで先生になにか言われた?」と聞くと、娘は「特に何も言われなかったよ。」と言うのです。
さらに聞いてみると、時々「テキストの〇ページを見といてね」と言われることもあるけど、ふだんはたくさん間違っていても特に何も言われないとのこと。
つまり、塾で何か対応してくれるわけではないので、できていないところがあるなら私がマンツーマンで娘の宿題をみてあげなければいけないわけです。
塾で一人一人の宿題を細かく見るような時間はないので、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
もちろん勉強のフォローはしてあげるつもりでしたが、この状況だと家では私が先生か家庭教師のように1問1問教えなければなりません。
娘は素直な性格ではありますが、塾の宿題全てを私にチェックされて1つ1つ間違いを指摘されて教えられるとすれば、どんな気持ちになるでしょう。
このことがあってから、可能であればもう少し娘が自力で学習を進められるような塾がいいなと思い、本格的に転塾先を探し始めました。
転塾のタイミング
わが家の場合、夏期講習が終わった夏休みの後半に新しい塾の説明を聞きに行ったり体験授業を受けたりして、8月末で日能研をやめて9月から新しい塾に通うことにしました。
夏期講習を境に塾をやめる人や新しく入る人がそこそこいるので、タイミングとしてはちょうどよかったと思います。
日能研では、4年生で使うテキストが9月から新しいものに変わります。
お金の話をすると、8月末で塾をやめる場合は不要ですが、9月に入って新しいテキストを使ってしまってからやめる場合は4年生後期の教材費を支払う必要があります。
約25,000円なので、ちょっともったいないですね(汗)
8月末ギリギリに退塾を伝えたにもかかわらず、支払い済みの月謝や教材費等については最大限の配慮をしてくださり、すみやかに返金されました。
この点は大手ならではのすばらしい対応だと思います。
娘には自分のために勉強してほしい
誤解のないよう言っておきますが、やめた塾を批判するつもりはありません。
同じように通って結果を出しているお子さんはたくさんいます。
ただ、学習スタイルがうちの娘に合っていないという気持ちがずっと続いていました。
勉強をする時に、宿題などやらなければいけないという義務感だけでやるのと、自分から「成績を上げたい」と思ってやるのとでは吸収の度合いが違います。
娘本人がやる気にならなければ、学力の底上げにも限界があります。
そもそも私自身は、無理に底上げしなくてもよいとさえ思っています。
勉強は「中学受験でいい学校に入れば終わり」というわけではないのですから、私が手伝って無理に底上げするのではなく、できる限り、娘自身が自分のために自分から勉強してほしいのです。
うちの娘のようにまだ自分のために勉強するという気持ちになっていない子供には、日能研の学習スタイルは向いていないように感じました。
やはり中学受験は早熟な子が向いているというのは本当だと思います。
勉強の必要性や勉強することで有利になるということに早い段階で気付き、自分事として勉強できる子供は伸びるでしょう。
親の私から見るとまだ赤ちゃんのように幼く感じるうちの娘は、果たして受験までに間に合うのでしょうか(汗)